国際原子力機関(IAEA)は13日、ウィーンで定例理事会を開き、朝鮮半島の核問題を話し合った。理事会では中国の唐国強?駐ウィーン国連大使(他の国際機関代表も兼任)が、次のように中国側の立場を説明した。 中国は一貫して、対話と協議を通じた朝鮮半島核問題の解決、朝鮮半島の非核化実現、朝鮮半島の平和と安定の維持を主張してきた。これは関係各国の共通認識であり、国際社会の共通の期待でもある。関係各国の共同努力の下、6カ国協議は昨年進展を見せ、共同声明が発表された。 昨年末以降、朝鮮半島情勢には朝鮮関連の金融問題、朝鮮のミサイル問題など新たに複雑な要素が現れ、朝鮮半島の核問題を話し合う6カ国協議を膠着状態に追い込んでいる。これは国際社会が見たくないものであり、関係国が長期間対立し、断絶し、著しく信頼を欠いていることを十分に物語っている。また、これらの問題の解決には、関係各国が忍耐を保ち、知恵を出し、対話と協議によって困難と相違を克服し続け、信頼を深め疑念を解く必要があることを示している。 「人民網日本語版」2006年9月14日 |