居庸関長城

北京市内から北西へ約50キロのところに位置する。居庸関は、紀元前5世紀ごろ、居庸関長城の関所跡で切り立った峰をぬって造営された難攻不落の九塞のひとつ。幅27メートル、高さ10メートルのアーチ型の門で、門の上にはかつてチベット式の仏塔が建てられていた。門の上部には、インドネシアの神鳥ガルーダと蛇身の女神ナーダのレリーフが彫りこまれ、アーチ内部には四天王のレリーフと6種類の文字で書かれた陀羅尼経文と造塔功徳記が彫刻されている。造塔功徳記とは、塔建設の由来を書いたもので、6種類の文字とは漢字、サンスクリット文字、ウイグル文字、パスパ文字、チベット文字、西夏文字のこと。西夏文字は長い間解読されていなかったが、この碑文を手がかりに日本人学者により解読された。八達嶺高速道路とともに中国国鉄京包線が通り、居庸関駅がある。
中国語名:
居庸关长城(jū yōng guān cháng chéng)
中国語名の読み方:
ジュイ ヨン グァン チャン チョン
英語名:
Juyongguan Great Wall

居庸関長城の写真

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