黎族(リー族)

時間:2007-08-08 00:00作者:閲覧数:
黎族(リー族) 英語名称:Li
人 口: 111万人超
言 語: リー族の言葉。居住地域によって方言に違いがある。漢語も通じる。
文 字: 1957年後、ローマ字形のリー族文字を作ったが、ほとんどの人が漢字を使用する。
信 仰: 原始宗教。キリスト教信者も少数いる。
主な生活地域: 海南省
民族発展歴史:
  リー族は中国のながい歴史をもつ民族の一つで、昔越族から発展してきたので、チワン族、プイ族、トン族、スイ族、タイ族などの民族とルーツの面で密接なつながりがあり、特に古代の百越の一分支駱越とはさらに密接な関係がある。早くも秦・漢以前に、駱越の一分支が中国の広東省、広西チワン族自治区などの地域から続々と海南島に移住してきた。リー族は自称がたくさんある。例えば「孝」、「岐」、「美孚」、「本地」などがそれである。リー(黎)は民族名として唐の末期に始り、11世紀の宋の時代以後正式に史籍に記載されるようになった。リー族の女性は紡織に精通していて、宋の時代の末期、元の時代の初めに、紡織の工匠の黄道婆がかつて海南島でリー族の女性に紡織技術を学んだことがある、先進的な紡織道具と技術を作り出し、中国古代科学技術の発展のために貢献した。リー族が居住している海南島は亜熱帯に位置し、気候が温暖で湿潤である。景色が美しく、四季は常緑で、物産が豊富である。農業が発達しているとともに、ゴム、サトウキビ、果物、植物油などの熱帯経済作物もわりに高い発展水準を示している。