箭扣(せんこう)長城

時間:2012-11-09 16:43作者:中国旅行玄人閲覧数:

 箭扣(せんこう)長城は北京市懐柔県西柵子村の近くに位置して、懐柔県より約30キロ離れて、万里の長城の中でも最も険しい場所として撮影者に好かれるところとしては知られています。今まで尚建設された時期の魅力を守っています。長城の全体はWを呈しているため形は弓を鳴らす姿のよう名声を得られました。長城は東から西へ鎮北楼、箭扣、最高頂は鷹飛で、更に西へ3つつないで異なっている方向からの長城と合流して、北は九眼楼で、東は慕田峪観光地、西は黄花長城です。

最も有名な「九眼楼」はその代表的なもので、九眼楼は火薬山の海抜110m以上の所に位置して、昔には火薬山では樊梨花( 唐代の英雄、美女将軍)ここで火薬を作ったことからその名がつき、今でも山の上には円形の石台があり、かつて「九眼楼」の下で火薬製造用の金の鍋が発見されたことがあります。
長城全体を見渡すと、長城には3つから5つの眼(窓)を持つ敵楼(敵情を監視する望楼)が大多数を占めているが、どの側にも9つの窓がある敵楼は箭扣にしかありません。
「九眼楼」から南側を眺める時、人々は初めて先人が長城を建築した際のなみなみならぬ苦心がわかる。広々として果てしのない燕山は力強く連なるが、慕田峪から箭扣の一帯でぴたりととぎれているその南側には美しい平野がどこまでも広がり、長城は山脈の最南端の頂上でうねうねと起伏している「九眼楼」からは非常に見晴らしが効きます。
史書の記載によると昔、箭扣の付近には長城が1区間あったが、その長城の最も険しい箇所では、その下には数10mもの深い断崖が口を開け、足がかりを設置できなかったため、先人はここに2本の太い鉄鋼で橋を架け渡して長城を空高くそびえさせ、通過させていたということです。
慕田峪長城より西にある10キロ離れて、この10キロの風景は非常に美しくて、途中には有名の「刀把楼」があります。箭扣を上がると、龍潭や古長城のカマド遺跡が見えます。
箭扣(せんこう)長城(2009年9月)  撮影:旅情中国(北京) 趙春晶(MS)