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第11次五カ年計画、11のキーワードから見る新たな思想.理念.措置(2)

投稿時間:2007年08月08日閲覧数:
4.地域協力 「建議」の指摘によると、西部大開発の実施、東北地方などの旧工業基‥

4.地域協力

「建議」の指摘によると、西部大開発の実施、東北地方などの旧工業基地の振興、中部地域の飛躍の促進、国内に先駆けた東部発展の奨励などにより、東部?中部?西部の相互連動、優位性による相互補完、相互促進、共同発展の枠組みという構造が形成する。

地域発展戦略を実行する道筋には、次の3つがある。

▼地域間の協調と相互連動のシステムを整備する。これには市場システム、協力システム、相互支援システム、援助システムなどが含まれる。

▼地域ごとの役割を明確化する。各地域の人口や資源、環境の負担能力、発展の潜在力に基づいて、開発の最適化、重点設定、制限、禁止を行う。

▼都市化の健全な発展を促進する。順を追って段階的に進める方針で、土地の節約、集約的発展、合理的配分の原則に基づいて、積極的かつ着実に都市化を推し進める。

5.内需の拡大

さらなる内需拡大を目指し、投資と消費の関係を調整し、経済成長における消費のけん引作用を強めることが必要となる。近年、中国の国内総生産(GDP)に対する消費の貢献度は年々下がっており、投資と消費の伸びがバランスを欠いている。

第11次五カ年計画(2006~2010年)の期間、中国は次の4つの方面から消費需要拡大を目指し、経済成長に対する促進作用をより発揮させる。

▼農民の収入増加、農村に対する政府公共サービスの強化、都市化加速などを通して、農村における消費の冷え込みを緩和する。

▼中?低所得層の所得水準を引き上げることによって、収入分配の調整を強化し、都市部住民の消費拡大につなげる。

▼国の社会保障制度を段階的に整備し、将来への不安による消費意欲の減退を解消する。

▼消費環境を改善して、一般市民が安全に消費活動を行えるようにする。

6.「新四化」の促進

第11次五カ年計画(2006~2010年)の期間には、工業化、都市化、市場化、国際化を特徴とする「新四化」のプロセスが全面的に加速する。中国経済はこれにより、巨大な活力を解き放つだろう。

工業化の加速とは、中国が主要工業製品の生産量ですでに世界トップに立ち、世界最大の工業生産基地になりつつあることを指す。都市化の加速とは、中国の都市部人口の急速増加を指す。市場化の加速とは、中国が世界で最も開放的な市場の1つとなり、また世界で競争の最も激しい市場となったことを指す。世界企業上位500社のうち450社が中国市場に進出している。国際化の加速とは、国際資本の対GDP比が2000年の25.4%から昨年の37.7%に上昇したことを指す。「新四化」の発展促進は、中国経済の急速成長維持にとって重要な条件だ。

「人民網日本語版」 2005年11月11日

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