包公園

概況：
包公園は、安徽省合肥市包河区芜湖路に位置する、北宋の名臣で清廉潔白な判官として知られる包拯（包公）を記念して整備された国家AAAA級観光景区です。元々は包河公園として知られ、2005年に包公祠、包公墓、清風閣、浮庄などの名所を統合し、包公文化園として再編成されました。敷地面積は34.5ヘクタールで、水域面積15ヘクタールを擁し、開放的なレイアウトが特徴です。公園は「歴史包公」「文物包公」「文化包公」をテーマに、包拯の忠誠、孝行、清廉、公正な生涯を、史料展示、文物、演劇パフォーマンスを通じて生き生きと伝えています。2010年には全国初の廉政教育基地に指定され、国内外の観光客や歴史愛好家に愛されるスポットです。包河の美しい水面と緑豊かな風景が調和し、厳かな雰囲気の中で歴史を体感できる場所です。

見所：
包公園は、包公祠、包公墓、清風閣、浮庄が魅力の中心です。包公祠では、8尺の包拯像と三つの断頭台（龍頭、虎頭、狗頭）が展示され、廉泉井や流芳亭が歴史を彩ります。包公墓は宋代の二品官葬制に基づく荘厳な墓園で、包拯と家族の遺骨が眠ります。清風閣は1999年に建てられた高さ42mの仿宋建築で、壁画や彫刻が包公文化を表現。浮庄は湖上に浮かぶ柳葉のような島で、徽派建築と江南园林の美が融合し、包兆龍の銅像が迎えます。歴史と自然が織りなす魅力が満載です。

入場料：
無料（2024年5月1日より全園無料開放）包公园(bāo gōng yuán)バオ ゴン ユェンBaogongyuanハイシーズン（4月～10月）：9:00〜17:00
ローシーズン（11月～3月）：9:00〜17:00住所：
中国安徽省合肥市包河区芜湖路72号
公共交通機関：
合肥市内からアクセスする場合、合肥駅からタクシーで約15分（約12～18元）。市内バス（4、6、11、14、119、154、226番など）で「包公園」または「大鐘楼」停留所下車、徒歩約5分。地下鉄1号線「包公園駅」下車後、北へ約1km。合肥新橋国際空港や周辺都市からは、高速バスで合肥バスターミナルまで移動後、タクシーまたはバスでアクセス可能。駐車場あり（小型車5元、大型車10元）。包公園は無料開放ですが、事前予約（オンラインまたは現地窓口、最大7日前）が必要です。14歳以下の未成年者は保護者同伴で予約。包姓の観光客は本人と同行者3名まで予約不要。園内は禁煙、ゴミの持ち帰りにご協力ください。祠や墓は歴史的遺産のため、展示品に触れず、フラッシュ撮影は禁止です。夏は日差しが強いので帽子や水分を、冬は暖かい服装を用意してください。湖畔は風が強い場合があるため、注意が必要です。