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李鴻章享堂

李鴻章享堂は、中国安徽省合肥市合裕路の南に位置する、清代の名臣・李鴻章を追悼するために1902年に建立された記念堂です。清の光緒二十八年(1902年)に建設され、李鴻章が1901年11月7日に北京の賢良寺で78歳で病没した後、遺体は合肥東郷の夏小郢に埋葬され、子孫によってこの祈念堂と墓が築かれました。敷地面積は約2,500平方メートルで、伝統的な徽派建築の特徴を備えた荘厳な建物は、清代の歴史と文化を今に伝えます。李鴻章は清朝末期の政治家・外交官として、日清戦争の講和条約である下関条約の交渉や洋務運動の推進で知られ、その功績と波乱の生涯を偲ぶ場所として、歴史愛好家や観光客に人気のスポットです。堂内には李鴻章の遺品や資料が展示され、近代中国の激動の時代を体感できる貴重な場所となっています。


正門をくぐると、徽派建築の特徴である白壁と黒瓦、精巧な木彫りが施された堂が迎えます。堂内には、李鴻章の生涯を物語る貴重な遺品が展示されており、特に注目すべきは1895年の日清戦争の講和交渉中に下関で狙撃された際に着ていた血痕の残る服です。この服は、当時の緊迫した歴史的瞬間を象徴する品として訪れる者を魅了します。また、李鴻章の書簡、写真、使用していた調度品なども展示され、洋務運動や外交活動の背景を詳しく知ることができます。敷地内には李鴻章の墓もあり、厳かな雰囲気の中でその功績に思いを馳せることができます。周辺には李鴻章故居や淮河路歩行者天国など、合肥の他の歴史的スポットもあり、合わせて訪れることで清代の歴史をより深く理解できます。静かで荘厳な空間は、歴史を愛する人々にとって心揺さぶる体験となるでしょう。

入場料:
大人:20元(約400円)、学生・シニア(60歳以上):10元(約200円)、身長1.2m以下の子供:無料
中国語名:
李鸿章享堂(lǐ hóng zhāng xiǎng táng)
中国語名の読み方:
リー ホン ジャン シァン タン
英語名:
Lihongzhangxiangtang
李鴻章享堂の観光時間:
ハイシーズン(4月~10月):8:30〜17:30
ローシーズン(11月~3月):9:00〜16:30(毎週月曜日は閉館)
李鴻章享堂へのアクセス:
住所:中国安徽省合肥市廬陽区合裕路南側
公共交通機関:
合肥市内からアクセスする場合、合肥駅からタクシーで約15分(約10~15元)。市内バス(路線番号6番、15番、106番など)を利用し、「李鴻章享堂」または「合裕路」停留所で下車すると便利です。地下鉄2号線または3号線で四牌楼駅下車後、徒歩約15分またはバスに乗り換えてアクセスできます。合肥新橋国際空港や周辺都市から訪れる場合、高速バスで合肥バスターミナルまで移動後、タクシーまたは市内バスで享堂へ向かえます。

李鴻章享堂の写真

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