黄山夢筆生花

黄山夢筆生花は、安徽省黄山風景区の北海エリア、散花塢に位置する標高1,640mの象徴的な景観です。この古松は、岩の割れ目に根を張り、曲がりくねった枝が筆先に花が咲いたように見えることから、唐の詩人李白の故事にちなんで「夢筆生花」と名付けられました。伝説では、李白が夢で巨筆が雲を突き、花が咲く姿を見たとされ、その神秘的な美しさが名前の由来です。1970年代、ダム建設の影響で元の松は枯れてしまいましたが、2004年に新たな松が植えられ、風景が復元されました。現在は黄山の「四絶」（奇松、怪石、雲海、温泉）の一つとして、訪れる者を魅了します。周辺の北海賓館や獅子峰と合わせて、静かな散策と絶景を楽しむのに最適なスポットです。

見所：
・夢筆生花の古松：岩に根ざす曲がりくねった松、詩情あふれる姿
・散花塢の展望：雲海と奇岩が織りなす水墨画のような景観
・獅子峰：近くの峰からのパノラマ、朝日や夕暮れが特に美しい
・北海賓館周辺：歴史ある宿泊施設と調和した静かな散策路
・始信峰：初心者向けの登山道、奇松と怪石の絶景ポイント

入場料：黄山風景区入場料に含まれる（大人190元、子供・学生95元、65歳以上無料）

黄山梦笔生花(huáng shān mèng bǐ shēng huā)ハイシーズン（4月1日～11月30日）：7:10〜16:00
ローシーズン（12月1日～3月31日）：7:30〜15:30

住所：安徽省黄山市黄山区黄山風景区北海景区散花塢
公共交通機関：
・黄山北駅からバスで湯口（黄山風景区換乗中心）まで約50分、運賃20元
・湯口から景区内バスで雲谷寺まで約20分、運賃19元
・雲谷索道（80元）で北海エリアへ、約10分、夢筆生花まで徒歩約20分
・合肥から高速バスで黄山風景区まで約3時間、運賃約80元・冬季は雪や凍結で道が滑りやすいので、滑りにくい靴を着用してください。
・古松周辺は保護区域です。木に触れないようご注意ください。
・霧や雲海で視界が悪い場合があります。安全に留意してください。
・ゴミは持ち帰り、自然環境の保護にご協力ください。
・早朝や夕方の訪問は、防寒具を用意すると快適です。