文廟(武威博物館)

概況：
武威文廟は、甘粛省武威市に位置する孔子廟で、西夏や前涼の時代に建てられたとされ、1437年から1439年に再建されました。甘粛省最大の孔子廟で、西夏建国初期には蕃学と漢学が設立され、乾順の時代には「国学」が設立され、儒学が教えられました。歴史的に儒学が重んじられ、孔子が「文宣皇帝」と封じられたこともあり、孔廟は幾度も修繕されました。現在は武威市博物館の所在地でもあり、多くの文物が展示されています。

見所：
・大成殿：孔子を祀る中心的な建物で、荘厳な雰囲気が漂っています。
・尊経閣：古くからの書籍や文献が保管されていた場所で、学問の尊さを感じることができます。
・桂籍殿：科挙に合格した者の名前が刻まれた碑が展示されており、学問への憧れが伝わってきます。
・文昌宮：学問と文化を司る神を祀る場所で、学問の発展を願う人々が多く訪れます。
・碑文と匾額：古くからの碑文や匾額が数多くあり、その中には古回鹘文字や西夏文が使われたものもあります。

入場料：無料。武威文庙(wǔ wēi wén miào)ハイシーズン：08:00〜18:30。
ローシーズン：08:00〜18:00。住所：武威市凉州区崇文街172号。
公共交通機関：武威市内から、1、2、6、7、9、101番のバスに乗車し、「文廟」停留所で下車してください。・文廟は歴史的な価値が非常に高い場所ですので、訪れる際は静かに、丁寧に見学してください。
・展示品は非常に貴重ですので、触らないように注意してください。
・文廟内には古木や庭園など自然の景観もありますので、自然を大切にし、ゴミを捨てないでください。
・博物館内では、展示品の説明をじっくり読んで、武威の歴史を深く理解することができるでしょう。