広州流花湖公園

概況：

流花湖公園は、広州市越秀区の流花路以南、東風西路以北に位置する総面積54.43万平方メートルの大きな公園で、市内四大人工湖の一つに数えられます。園内の水域面積は33万平方メートルに及び、3つの大きな湖と4つの小さな湖で構成されているのが特徴です。公園は1958年に水害対策の人工湖として建設され、1959年10月に一般公開されました。名前の由来は、湖の東北に位置する南漢時代の古跡「流花橋」に因んでいます。2009年7月1日からは無料で開放され、市民の憩いの場として親しまれています。園内は緑豊かで陸地面積の88%が緑化されており、ヤシや榕樹、花咲く低木など南国らしい風景が広がるほか、蓄洪や排涝といった治水機能も現在も担っています。

見所：

流花西苑：「嶺南盆景之家」とも呼ばれ、嶺南盆景の発祥地として知られています。ここで育てられた盆景は英国女王などにも贈られたことがあり、国内外の展覧会で多くの賞を受賞しています。
フランクフルトガーデン：1996年に広州市の城慶礼物としてフランクフルト市から贈られた庭園で、約300株のバラや11種類の月季などが植えられ、園内にはゲーテの胸像も設置されています。
鷺島：面積3000平方メートル以上の鳥島で、数万羽の鷺鳥が生息する「都会の小鳥天堂」として知られ、観鳥エリアも設けられています。
榕蔭游乐場：榕の木陰に設けられたレジャーエリアで、宝象楽園などの遊戯施設があり、家族連れに人気があります。
白宮：湖上に浮かぶ白亜の建物で、元は酒家でしたが、現在は公園のシンボル的な存在として写真撮影の名所となっています。

入場料：無料です。流花湖公园(liú huā hú gōng yuán)リウ ホア フゥ ゴン ユェンLiu Hua Hu Park公園の開園時間は6:00から22:00までとなっています。一部の園内施設（流花西苑、農趣園、フランクフルトガーデンなど）は、季節により開放時間が異なる場合がありますので、現地でご確認ください。広東省広州市越秀区流花路100号に位置しています。
公共交通機関：
地下鉄11号線「流花」駅のB出口からすぐです。また、地下鉄2号線「越秀公園」駅のC出口からも徒歩約5分でアクセスできます。バスをご利用の場合は、「流花湖公園」または「市少年宮」などの最寄りバス停で下車します。園内は緑が多く、特に夏季は蚊が多く発生します。虫除け対策をしてお出かけになることをお勧めします。 公園は広いため、ゆっくり回ると2～3時間ほどかかります。歩きやすい靴でお越しください。 週末や祝日は多くの家族連れやカップルで賑わいます。比較的静かに過ごしたい方は、平日の午前中がおすすめです。 園内の植物や施設、特に貴重な盆景などは大切に扱い、傷つけたり汚したりしないようご協力をお願いします。