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広州博物館(鎮海楼)

概況:
広州博物館(鎮海楼)は、広州市の越秀公園内にある越秀山の小蟠龍岡に位置する歴史的な建築物です。明の洪武13年(1380年)に永嘉侯朱亮祖によって、广州城の北城拡張の一環として建設され、当初は「望海楼」と呼ばれていました。その名は、当時珠江の水面が広く、楼から海を望むことができたことに由来し、後に「雄鎮海疆」の意味を込めて「鎮海楼」と改名されました。高さ28メートル、五層からなるこの楼閣は、朱い壁と緑の琉璃瓦が特徴的な塔と楼閣の結合した建築様式で、「嶺南第一勝概」と称えられています。1928年の重修で木構造から鉄筋コンクリート構造に改められ、1929年からは華南地区初の博物館である広州博物館として一般公開されています。1989年に広東省文物保護単位に、2013年には全国重点文物保護単位に指定され、2019年には「中国歴史文化名楼」にも選定されました。
見所:

建築様式と眺望:五層の楼閣は上層に行くほど狭まる独特の形状をしており、最上階からは広州市街と珠江を一望できます。古くから「羊城八景」の一つとして数えられる景色を楽しめます。
広州歴史陳列:館内では「城標・城史」をテーマに、新石器時代から現代に至るまでの広州の歴史を、約1000点の文物や資料で紹介しています。
碑廊と古砲:楼前の碑廊には歴代の碑刻が並び、楼の右側には明代から清代の古砲が12門展示されており、かつての軍事的重要さを物語っています。
歴史的楹聯:最上階には清末の将軍彭玉麟やその幕僚に由来するとされる「万千劫危楼尚存...」の楹聯が掛けられ、歴史の重みを感じさせます。
博物館のコレクション:広州博物館は本館を含め4つの施設からなり、陶磁器、銅器、書画など約13万点の文物を所蔵しています。

入場料:10元です。団体(20名以上)は8元、60~64歳の方は証明書提示で半額。障害者、現役軍人、退役軍人、65歳以上の高齢者、および身長1.2メートル以下の子供は無料です(要証明書)。
中国語名:
广州博物馆(guǎng zhōu bó wù guǎn)
広州博物館(鎮海楼)の観光時間:
ハイシーズン:9:00〜17:30(入場は17:00まで)
ローシーズン:9:00〜17:00(入場は16:30まで)
(※休館日は月曜日です。月曜日が祝日の場合は開館し、翌日が休館となります)
広州博物館(鎮海楼)へのアクセス:
住所:広東省広州市越秀区解放北路988号(越秀公園内)に位置しています。
公共交通機関:
地下鉄2号線「越秀公園」駅で下車し、B2出口から徒歩約3分で越秀公園正門に到着します。公園内をさらに5分ほど歩くと鎮海楼に着きます。バスをご利用の場合は、「越秀公園」バス停で下車するのが便利です。24、87、103、104、109、110、211、182、284、543番などの路線バスが運行しています。
注意事項:
館内の文物は大切に扱い、フラッシュを使用した写真撮影や触れることはお控えください。
越秀公園内は緑が多く、特に夏季は蚊が発生します。虫除け対策をしてお出かけになることをお勧めします。
週末や祝日は混雑することが予想されます。ゆったりと鑑賞したい方は、平日の午前中のお越しがおすすめです。
公園内の歩道は石畳や階段がありますので、歩きやすい靴での来場が安心です。
鎮海楼の入場券は、同じく越秀公園内にある仲元楼展区(美術館)の入場にもご利用いただけます。

広州博物館(鎮海楼)の写真

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