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陳氏書院(陳家祠)

概況:

陳氏書院(陳家祠)は、清の光緒14年(1888年)に着工し、光緒20年(1894年)に完成した、広東省72県の陳姓宗族が共同で寄進して建てられた「合族祠」です。広州に現存する最大級の広府(広東)伝統建築であり、中国国内でも「規模が最大、保存状態が最も良く、装飾が最も精美な」祠堂様式の建築として知られ、「嶺南建築藝術の明珠」と称えられています。総面積は15,000平方メートル、建築面積は8,000平方メートルで、三軸・三進の構造に九つの厅堂と六つの院落が配置され、廊下で連結された複合建築群です。1959年以降は「広東民間工芸博物館」としても機能し、広東地域の陶磁器、象牙彫刻、粤繍など、国宝級を含む約2万点の工芸品を所蔵・展示する文化拠点にもなっています。1988年には全国重点文物保護単位に指定され、2002年には「新世紀羊城八景」の一つ「古祠留芳」に選定されました。

見所:

建築装飾の集大成:「三雕二塑一铸一画」と呼ばれる木彫刻、石彫刻、レンガ彫刻、陶塑、灰塑、銅鉄鋳物、彩絵壁画など、嶺南建築の装飾技法が随所に駆使されています。
聚賢堂:建築群の中心となるメインホールで、広東石湾焼の陶塑瓦脊は長さ27メートルと壮大で、清代嶺南建築の最高峰の技法を見られます。
「劉慶伏狼駒」レンガ彫刻:祠の正面外壁にある幅4メートルの大型レンガ彫刻で、北宋の武将・劉慶が西夏の烈馬を制する物語を描いた力作です。
広東民間工芸博物館:館内では広東を代表する石湾の陶芸、広彩磁器、象牙彫刻、木彫り、粤繍などの貴重な工芸品を鑑賞できます。
シンボリックな景観:緑の琉璃瓦と朱色の壁のコントラストが美しく、特に「古祠留芳」として知られる羊城八景の眺めは印象的です。

入場料:

10元です。18歳未満の未成年人、60歳以上の高齢者、障害者、現役軍人などは証明書提示で無料、学生と一部の退職者は半額の5元となります。すべての入場者は事前に微信の「広東民間工芸博物館服務号」で日時指定のオンライン予約が必要で、現場での購入はできませんのでご注意ください。
中国語名:
陈氏书院(chén shì shū yuàn)
中国語名の読み方:
チェン シ シュウ ユェン
英語名:
Cssy
陳氏書院(陳家祠)の観光時間:
9:00~17:30(入場は17:00まで)で通年営業です。毎週火曜日が定期休館日となります(祝日の場合は翌平日が休み)。毎月最終週の月曜日は設備点検のため閉館する場合があります。
陳氏書院(陳家祠)へのアクセス:
住所:
広東省広州市荔湾区中山七路恩龍里34号に位置しています。
公共交通機関:
地下鉄1号線または8号線の「陈家祠」駅で下車し、D出口から徒歩約5分です。バスをご利用の場合は、「陈家祠」バス停で下車するのが便利で、旅游1線、旅游2線、107路、104路など多くの路線が運行しています。
注意事項:
入場の際は、オンライン予約時に登録した身分証明書(パスポートなど)の原本を提示する必要があります。 館内は文化財保護のため、フラッシュを使った写真撮影や三脚の使用はご遠慮ください。 毎日9時半からは無料の公益ガイド解説が行われています(先着18名様)。それ以外の時間帯は有料で解説員を手配できます。 週末や現地の祝日は大変混雑します。落ち着いて鑑賞したい方は、平日の午前中のお越しがおすすめです。 敷地内は石畳や階段が多いため、歩きやすい靴でお越しください。夏季は蚊が多い場合がありますので、虫除け対策があると安心です。

陳氏書院(陳家祠)の写真

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