程陽風雨橋

概況:

程陽風雨橋(永済橋)は、広西チワン族自治区柳州市三江トン族自治県の林渓郷程陽八寨にある、林渓河に架かるトン族(侗族)の代表的な風雨橋です。1912年に建設が始まり、1924年に完成しました。橋の全長は64.4メートル、幅3.4メートル、高さ10.6メートルで、2基の橋台と3基の橋墩の上に、5つの塔式橋亭と19連の橋廊が立ち並ぶ壮大な木石構造の建築です。その最大の特徴は、釘を一本も使わず、大小の木材を榫(ほぞ)と卯(ほぞ穴)で組み合わせる伝統的な工法で建設されている点にあります。この卓越した建築技術により、趙州橋、瀘定橋、ルーマニアのノヴァ橋と並んで「世界四大歴史名橋」に数えられ、1988年には全国重点文物保護単位に指定されました。橋は単なる交通手段ではなく、人々が雨風をしのぎ、憩い、交流する場としても機能するトン族の生活と文化の中心です。

見所:

釘を一切使わない高度な榫卯結合技術:大小の木材を鑿(のみ)で精密に加工し、釘や金物を使わずに組み上げた伝統工法は、トン族の大工技術の頂点を示しています
5つの塔亭と19連の橋廊からなる優美な外観:中央の四角形の亭と両端の六角形の亭からなるシルエットは、遠くからでも目を引く美しさです
橋の壁柱や瓦檐、長凳(ベンチ)に施された精緻な彫刻:龍や鳳凰など、縁起の良いモチーフの彫刻や絵画が橋を彩り、芸術的価値を高めています
橋の上から望む林渓河とトン族の集落(程陽八寨)の調和した風景:緑の山々、青い水、そして伝統的な吊脚楼が織りなす風景は、息をのむ美しさです
橋を中心に展開するトン族の生活文化:地元の人々の行き来や井戸端会議、時には歌や踊りも見られる、生きている文化遺産ならではの光景を観察できます

入場料:

程陽風雨橋は程陽八寨景区内にあり、景区の入場料に含まれています。大人の入場料は60元から75元程度です(情報源により差があります)。14歳以下の児童や70歳以上の高齢者など、優待対象となる場合があります。
中国語名:
(待删除)程阳风雨桥(dài shān chú chéng yáng fēng yǔ qiáo)
中国語名の読み方:
ダイ シャン チュウ チョン ヤン フォン ユィ チァオ
英語名:
Chengyang Shelter Bridge
程陽風雨橋の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):7:30〜17:30
ローシーズン(11月1日~3月31日):8:00〜17:00
(情報源によって開場時間の記載にばらつきがありますので、訪問前には現地に最新情報をご確認になることをお勧めします。)
程陽風雨橋へのアクセス:
住所:
広西チワン族自治区柳州市三江トン族自治県林渓郷程陽八寨
公共交通機関:
三江県城の河西バスターミナルから程陽橋行きのバスを利用できます。本数は限られており、おおむね午前9時から11時頃までの運行となりますので、事前の確認をお勧めします。三江南駅(高速鉄道駅)からタクシーや路線車を利用する方法もあります。
注意事項:
橋は貴重な文化財です。木材の彫刻や欄干など、細部に施された装飾には触れないようにし、大切に見学してください。 橋の上は地元の方々の日常生活の場でもあります。通行の邪魔にならないように配慮し、静かに鑑賞するよう心がけましょう。 雨の日や雨上がりは、橋の石畳や木の床が滑りやすくなることがあります。歩きやすい靴を履き、足元に十分注意してください。 トン族の習慣を尊重し、地元住民のプライバシーに配慮してください。特に民家や住民を撮影する際は、事前に許可を得るなどの配慮をお願いします。 景区内や橋の周辺には売店が少ない場合があります。飲み物や簡単な食料品はあらかじめ準備しておくと安心です。
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