ホーム > 中国旅行 > 中国観光地案内 > 貴州省 > 凱里 > 長桌宴料理

長桌宴料理

概況:

長桌宴は、中国貴州省を中心としたミャオ族(苗族)やトン族(侗族)に伝わる伝統的な宴席形式で、特にミャオ族の新年などの重要な祝祭日に開催されます。数十メートルから時には数百メートルに及ぶ長いテーブルを並べ、村中の人々や訪れた客人がともに食事を楽しむ様子は、まさに「食べるお祭り」と言えるでしょう。これは単なる食事の場ではなく、ミャオ族の長い歴史と深い共同体の精神を表す重要な文化の継承の場となっています。

見所:
ミャオ族の料理を代表する「酸湯魚」(サンタンユイ)。発酵米やトマト、唐辛子などで作る酸味の効いたスープが特徴で、長桌宴の主役料理です
トン族の「腌魚」(エンユイ)や「腌肉」(エンロウ)などの保存食。独特の発酵風味が楽しめます
「牛瘪」「庵鱼」「血红」など、侗族が貴客をもてなす際に欠かせないごちそう
「高山流水」と呼ばれる独特の敬酒スタイル。複数の女性が歌いながら酒壺を重ね、滝のように酒を注ぎます。この時、客は酒碗に触れずに飲むのが習わしです
宴の途中で繰り広げられる、蘆笙(ろうしょう)の演奏や民族衣装をまとった女性たちによる歌と踊り
村人や他の旅行者と共に長いテーブルを囲む一体感。にぎやかな宴席はミャオ族の歓待の心に触れる貴重な体験となります
入場料:宴席に参加する場合は、内容により一人あたり100元~200元程度が相場です。観光地が主催する体験プログラムに含まれる場合もあります。
中国語名:
长桌宴料理(cháng zhuō yàn liào lǐ)
長桌宴料理の観光時間:
ハイシーズン(旧暦のミャオ族の新年、国慶節(10月1日~7日)などの祝祭日期間):通常、夕方17時頃から開始されます ローシーズン(上記以外の平日):観光地向けに小規模な長桌宴が開催される場合がありますが、詳細は現地の観光案内所などでご確認ください
長桌宴料理へのアクセス:
住所:主に貴州省雷山県西江千戸ミャオ寨(西江千戸苗寨)をはじめ、ミャオ族やトン族の村々で体験できます。

公共交通機関:貴陽市から雷山県西江行きの長距離バスをご利用いただくのが一般的です。貴陽駅や龍洞堡空港からレンタカーやタクシーを利用して向かうことも可能で、西江千戸ミャオ寨までは約3時間から4時間程度です。
注意事項:
「高山流水」の敬酒を受ける際は、酒杯に手を触れないようにしましょう。触れるとさらに多くの酒を注がれることがあります
宴席では主人や村の長老への敬意を表すことが大切です。乾杯の合図にはできるだけ応じるように心がけましょう
ミャオ族の米酒は口当たりが柔らかく感じられますが、後勁が強い場合があるので、飲みすぎには注意が必要です
宴席や儀式の様子を写真や動画に撮る場合は、事前に許可を得ることをおすすめします
現地の気候は変わりやすいため、夕方から夜にかけては気温が下がることがあります。一枚羽織るものをお持ちになると安心です

長桌宴料理の写真

長桌宴料理についてのお問い合わせ
長桌宴料理についてのご質問をどうぞ、24時間以内返信します、見積もりは何回も無料!
についてのお問い合わせ