紅軍街

概況：

「紅軍街」は、中国の革命歴史を今に伝える通りとして、複数の地域に存在します。特に有名なのは貴州省遵義市のもので、「中国紅色旅游第一街」とも称されます。ここは1935年の遵义會議に関連する歴史的な場所で、遵义會議旧跡や文化施設に隣接する、赤い観光の重要なスポットです。レンガ造りの建築と石板の道がレトロな雰囲気を漂わせ、地元の特産品を扱う店や軽食店が並び、活気に満ちています。また、湖北省潜江市の熊口鎮や福建省泰寧県などにも、それぞれの土地の革命史を物語る「紅軍街」があります。

見所：

・歴史的な建築様式：黔北（貴州北部）の伝統的な民居のスタイルで統一された街並みは、落ち着いた風情を感じさせます。
・紅色文化の体験：通りには長征に関連する展示や記念物が点在し、革命の歴史を身近に学ぶことができます。
・地元の味わい：遵义の名物である遵义鸡蛋糕をはじめ、様々な郷土料理や軽食を楽しむことができます。
・夜景のライトアップ：夜には街並みが明るく照らし出され、昼間とは異なるロマンチックな雰囲気に包まれます。
・周辺観光スポットへのアクセス：遵义會議旧跡や紅軍山烈士陵園など、主要な赤色観光スポットと隣接しているため、効率的に観光を回れます。
入場料：無料
红军街(hóng jūn jiē)ハイシーズン：8:30～17:30（遵义會議旧跡の開館時間に準ずる場合があります）
ローシーズン：8:30～17:00（施設により変動あり）
※通り自体は基本的に24時間通行可能ですが、店舗の営業時間はそれぞれ異なります。住所：
貴州省遵义市紅花崗区老城（代表的な遵义の紅軍街の場合）
公共交通機関：
遵义市中心部からは、2路、4路、6路、18路、21路などの多くの路線バスを利用して、「会议址站」または「红花岗」バス停で下車し、すぐです。遵义駅からはタクシーでも約15分ほどでアクセスできます。通りは石板敷きで、やや歩きにくい部分もありますので、歩きやすい靴での訪問がおすすめです。
歴史的な街区ですので、建物や展示物は大切に扱いましょう。特に記念碑などでは静かに鑑賞するよう心がけます。
夜間の訪問は、メインの通りは明るいですが、人通りの少ない路地には十分ご注意ください。
土日や祝日は大変混雑します。ゆったりと観光したい場合は、平日の午前中を選ぶと良いでしょう。
近隣には「捞沙巷」などの美食街もありますので、そちらも合わせて楽しむことができます。