五公祠

概況:
五公祠は、海南省海口市瓊山区海府路169号に位置する国家3A級観光地で、全国重点文物保護単位にも指定されている歴史的建造物群です。北宋時代の1097年に蘇東坡がこの地に滞在し「双泉」を掘った故事に始まり、明の万曆年間(1573年~1619年)に基礎が築かれ、清の光緒15年(1889年)に雷瓊兵備道の朱采によって「海南第一楼」として整備されました。唐代の李徳裕、宋代の李綱・趙鼎・李光・胡銓という、朝廷に反抗し海南島に流罪となった5人の忠臣を祀るために建立されたこの祠堂は、70畝(約4.7ヘクタール)の広大な敷地に、古建築・遺跡・庭園が調和した「瓊台勝境」と称される景観を形成しています。海南島の歴史と中原文化の結節点として、政治・文化・民俗の変遷を今に伝える貴重な文化的窓口となっています。

見所:
海南第一楼は五公祠の主体建築で、高さ約10メートルの二層木造楼閣です。内部には五公の霊位が祀られ、「只知有国、不知有身」などの名聯が掛けられています。
蘇公祠は北宋の文豪・蘇東坡を記念する祠堂で、彼が掘った「浮粟泉」は「海南第一泉」として知られ、清冽な水が今も湧き出ています。
両伏波祠は、前漢の路博徳と後漢の馬援という二人の伏波将軍を祀る祠で、海南島が中国版図に組み込まれた歴史を物語ります。
五公祠陳列館は1990年代に建設された近代的な施設で、五公の史跡を中心に、海南島の歴史人文に関する貴重な文物を展示しています。
瓊園は庭園エリアで、洗心軒や洞酌亭などの風雅な建築が配され、緑豊かな園内を散策しながら休憩できます。

入場料:
大人の入場料は17元から47元まで情報源によりばらつきがあります(最新の料金は現地または公式情報でご確認ください)。身長1.2メートル以下の儿童、70歳以上の高齢者、現役軍人、障害者などは無料となる場合があります。
中国語名:
五公祠(wǔ gōng)
五公祠の観光時間:
ハイシーズン:7:30〜17:30
ローシーズン:8:00〜17:00
(情報源により8:00-18:00など異なる場合があります。訪問前には最新情報をご確認ください)。
五公祠へのアクセス:
住所:
海南省海口市瓊山区海府路169号。
公共交通機関:
海口市内からは、1路、4路、11路、14路、37路、38路、41路、44路、45路、旅游2線、夜班1路などのバスを利用し、「五公祠」バス停で下車します。海口駅や海口東駅からはタクシーで約20分です。
注意事項:
園内には歴史的な石畳の道や階段が多いため、歩きやすい靴でのご来園をお勧めします。 海南は日差しが強い日が多いため、日焼け止めや帽子、サングラスなどの紫外線対策を十分に行い、こまめに水分を補給しましょう。 貴重な文化を保護するため、建物や展示物に触れたり、落書きをしたりする行為は固く禁じられています。 園内は禁煙です。ゴミは必ず指定された場所に捨て、美しい環境を保つようご協力ください。

五公祠の写真

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