万泉河

概況：
万泉河は海南省東部を流れる全長163キロメートルの河川で、海南島で第三の規模を誇ります。五指山を源流とし、瓊海市を経て博鰲で南海に注ぎます。流域には熱帯雨林が広がり、水質は非常に良く、「中国のアマゾン川」とも称される自然豊かな河川です。中流から下流にかけては穏やかな流れとなり、椰子の林や伝統的な集落が続く穏やかな風景が広がります。河口部には世界で最も狭い砂嘴としてギネス記録にも認定された「玉帯灘」があり、海と河が交わる独特の景観を形成しています。

見所：
万泉河漂流は「海南第一漂」と呼ばれ、特に上流部の峡谷区間では急流下りを楽しめます。
河口の玉帯灘は海と河を分ける珍しい地形で、砂嘴の上から両方の景色を一望できます。
ボートで巡る「沙洲島」は、島内に湖を持つ「島中湖」の独特な景観を有しています。
河畔の「椰子寨」では伝統的な海南の村落風景を見学でき、のどかな雰囲気を味わえます。
周辺には「紅色娘子軍記念園」や「博鰲アジアフォーラム永久会議場」などの文化的見所もあります。

入場料：
景区全体の入場料は無料ですが、漂流やボート体験などのアクティビティは別途料金がかかります。漂流の料金はコースにより異なりますが、おおよそ150元から300元程度が目安です。万泉河(wàn quán hé)ハイシーズン（10月～4月）：7:30～17:30
ローシーズン（5月～9月）：8:00～17:00 ※漂流などのアクティビティは天候や水量により運休する場合があります。住所：
海南省瓊海市万泉河路月亮湾西側
公共交通機関：
海口から瓊海行きの長距離バス（海口東站発、約1時間半、料金16.5元）に乗車し、瓊海市でタクシーまたは現地の交通機関に乗り換えます。
瓊海市街からは観光バスやタクシーを利用して景区へ向かいます。漂流を利用する場合は、専用の送迎バスがプランに含まれている場合があります。漂流や水上アクティビティを楽しむ際は、必ずライフジャケットを着用し、指導員の指示に従ってください。
熱帯地域ならではの強い日差しに備え、日焼け止めや帽子、水分補給を忘れずに準備しましょう。
自然環境を守るため、ゴミは必ず持ち帰り、動植物の採取は控えてください。
河口付近は潮の流れが複雑な場合があるため、遊泳は指定されたエリアで行いましょう。