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東寨港マングローブ自然保護区

概況:
東寨港マングローブ自然保護区は海南省海口市から約35キロ離れた瓊山市演豊鎮に位置する、中国で初めて設立されたマングローブを主体とする湿地自然保護区です。1980年に設立され、1986年には国家級自然保護区に指定されました。総面積は3337.6ヘクタールに及び、国内で最大の連片面積を持つマングローブ林として知られています。1605年の大地震によって地盤が沈下して形成されたという独特の地史を持ち、海岸線は28キロにわたって続いています。ここではマングローブ植物が19科35種も生育しており、これは中国国内に分布するマングローブ樹種の約97%を占め、まさに「マングローブの遺伝子バンク」と呼ぶにふさわしい環境です。満潮時には林が海水に浸かり、青々とした樹冠だけが海上に浮かぶ「海上森林」の絶景を楽しむことができます。

見所:
海上からマングローブを観察できる遊覧船クルーズでは、満潮時に海面に浮かぶ「海上森林」の独特の景観を間近で見学できます。
全長1700メートルの海上科普栈道(遊歩道)では、蟹舞亭や鷺影閣など10箇所の観察スポットを設けられており、干潮時にマングローブ林で生きるカニや貝などの生物を観察できます。
保護区内では200種以上の鳥類を観測でき、特に冬場は渡り鳥の飛来により、黒臉琵鷺や黄嘴白鷺などの珍しい鳥類を見るチャンスがあります。
保護区は近年人気のドラマ『獵冰』のロケ地にもなっており、劇中で使用された美しい景色を実際に訪れることができます。

入場料:
保護区への入場は基本的に無料ですが、遊覧船などの体験施設を利用する場合は別途料金がかかります。遊覧船の料金はハイシーズン(9月1日~5月31日)が大人60元、ローシーズン(6月1日~8月31日)が大人50元が目安です。子供の身長が1.2メートル未満は無料、1.2メートルから1.4メートルは半額となります。
中国語名:
东寨港红树林自然保护区(dōng zhai gǎng hóng shù lín zì rán bǎo hù qū)
東寨港マングローブ自然保護区の観光時間:
保護区は通年8:30から18:30まで開放されています。ただし、遊覧船の最終受付時間は17時30分頃となる場合がありますので、余裕を持ってご来場ください。
東寨港マングローブ自然保護区へのアクセス:
住所:
海南省海口市美蘭区演豊鎮東寨港
公共交通機関:
海口市内からは旅游公交4線に乗車し、「東寨港紅樹林站」で下車します。
海口五公祠から演豊行きのバス(料金5元)に乗車し、演豊で三輪タクシー(料金2元)に乗り換えて東寨港まで向かう方法もあります。
海口美蘭国際空港から保護区までは約12キロで、タクシーを利用すると便利です。
注意事項:
マングローブは貴重な自然環境です。ゴミは必ずお持ち帰りいただき、植物の採取や生物へのいたずらはお控えください。
遊覧船や栈道を利用される際は、安全のため指定の通路やエリアからそれないようにご注意ください。
保護区内は日陰が少ない場所もあります。日差しが強い日は、日焼け止めや帽子、十分な水分の準備をお勧めします。
野鳥観察には双眼鏡があると便利です。また、鳥類を驚かせないよう、静かに観察するよう心がけてください。
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