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東坡書院

概況:

東坡書院は、北宋時代の大文豪である蘇東坡(蘇軾)を記念して1098年に創建された歴史的な書院です。海南省儋州市中和鎮に位置し、蘇東坡が晩年に海南島に左遷された際に、住居兼講堂として使用した「載酒堂」を前身としています。彼はここで子弟の教育に尽力し、中原文化を海南に広めました。「天南名勝」と称えられるこの書院は、国の重点文物保護単位にも指定されており、中国南部における重要な文化的ランドマークです。

見所:
載酒堂は、蘇東坡が実際に起居し、学問を講じた場所で、書院の中心的な建物です。内部には蘇東坡と弟子たちの講学の様子を再現した彩色塑像があります。
載酒亭は載酒堂の前に建つ二層の亭で、優雅な造形が目を引きます。内部には蘇東坡の逸話を描いた木彫りの刻み絵が飾られています。
院内には蘇東坡の書稿や墨蹟、歴史的資料を展示する画廊や陳列館があり、彼の生涯と業績を深く知ることができます。特に元代の「坡仙笠屐図」碑刻は見逃せません。
敷地内には「狗仔花(イヌノマゴ)」と呼ばれる珍しい植物が自生しており、花びらの中に5つの小花が犬が集まったような形で咲くことからこの名が付きました。ここでしか見られない貴重な花です。
書院の周辺には、蘇東坡が実際に居住した「桄榔庵」の跡地や、彼が地元民のために掘った「東坡井」などの関連史跡も残されています。
入場料:
ハイシーズン(10月1日~4月30日):25元
ローシーズン(5月1日~9月30日):21元
※70歳以上のお年寄りや身長120cm以下の儿童などは無料または半額となる場合があります。
中国語名:
东坡书院(dōng pō shū yuàn)
東坡書院の観光時間:
ハイシーズン:8:30~17:30(入場は17:00まで)
ローシーズン:8:30~17:30(入場は17:00まで)
東坡書院へのアクセス:
住所:
海南省儋州市中和鎮東郊
公共交通機関:
那大鎮(現在の儋州市中心部)から車で約40分です。
海花島からは「海花島—东坡书院」観光専用バスが運行しています(欧堡酒店発8:30/14:00、东坡书院発11:30/17:30。無料)。
また、1号旅游専用線も利用できます(海花島発8:30/14:00。有料)。
注意事項:
書院内の建築物や碑刻、展示品は文化財です。触れたり傷つけたりしないようご注意ください。
ペットの持込みは禁止されています。
園内は主に屋外です。海南島は日差しが強い日が多いため、日焼け止めや帽子、水分の準備をしてお出かけになることをお勧めします。
書院の周辺は緑が多く、蚊が発生することがあります。虫除け対策があると便利です。
園内の「東坡井」などの水場の水は、記念物であり飲用には適していません。飲み水はご自身でご準備ください。

東坡書院の写真

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