普寧寺

概況:
普寧寺は河北省承德市にある、清朝乾隆帝によって1755年から3年かけて建立された漢蔵融合様式の寺院です。中国北方最大の仏教活動場所として知られ、世界文化遺産にも登録されています。この寺は、乾隆帝が準噶爾部の反乱を平定したことを記念し、民族の融和と天下泰平を願って建立されたもので、「普寧」という名前は「普く天下を安寧にする」という意味を持ちます。寺院の建築は、前半部が漢族様式、後半部がチベット様式という独特の構造になっており、特に大乗之閣に安置されている高さ27.21メートルの金漆木造の千手千眼観音菩薩像は、世界最大の木彫仏像としてギネス世界記録にも認定されています。

見所:
世界最大の木彫仏像である千手千眼観音菩薩像は、松や柏など5種類の木材を組み合わせて造られ、その迫力に圧倒されます。
寺院の前半部は漢族様式の伝統的な伽藍配置、後半部はチベットのサムイェ寺を模した蔵式建築で、一つの寺境内で二つの文化を体感できます。
碑亭には乾隆帝の直筆による普寧寺建立の由来を記した石碑が安置されており、歴史的価値が高いです。
普寧寺に附属する普佑寺は、かつて喇嘛たちが経典を学ぶ「経学院」として使われており、寺院の文化的役割を知ることができます。
寺の東側に再現された普寧街では、清朝康乾盛世時代の町並みや風俗を体験できます。

入場料:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):80元(普佑寺を含む)
ローシーズン(11月1日~3月31日):60元(普佑寺を含む)
※なお、一部の情報源では異なる料金が記載されている場合もありますので、現地の表示をご確認ください。
中国語名:
普宁寺(pǔ níng sì)
中国語名の読み方:
プー ニン スー
英語名:
Puning Temple
普寧寺の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):8:00~17:30(入園は16:10まで)
ローシーズン(11月1日~3月31日):8:30~17:00(入園は16:10まで)
普寧寺へのアクセス:
住所:
河北省承德市双橋区普寧路1号
公共交通機関:
承德市内から6路、または15路バスに乗車し、「普寧寺」バス停で下車します。承德駅からは約25分で到着します。また、承德南駅からは観光直通バス「避暑山荘-普寧寺」専用ラインを利用することもできます(8:00/14:00発車)。
注意事項:
寺院は宗教施設ですので、参観の際は静かにし、礼儀を守りましょう。仏像や文化財にはむやみに触れないようにします。 境内の敷居(门槛)は踏まずに跨ぐようにします。また、参道ではできるだけ回頭路(同じ道を戻ること)を避けるのがマナーとされています。 フラッシュを使った写真撮影や、千手千眼観音像の一部エリアでは撮影が禁止されている場合がありますので、表示に従いましょう。 寺内では喫煙はご遠慮いただき、ゴミは必ずお持ち帰りか、決められた場所に捨てるようにします。 混雑時には入場制限がある場合がありますので、時間に余裕を持って訪れることをお勧めします。

普寧寺の写真

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