安遠廟

概況:
安遠廟(あんえんびょう)は、河北省承德市の避暑山庄の東北、武烈河の東岸にある岡阜に位置する藏伝佛教格魯派の寺院です。乾隆29年(1764年)に建立され、「伊犁廟(イリびょう)」「金頂寺」とも呼ばれます。これは、新疆イリ河畔にあった固爾扎廟が戦火で焼失した後、その様式を模して建てられたためです。廟の名称「安遠」には、「遠方を安定させる」という、清朝が辺境の安定と民族の融和を図るという深い意味が込められています。廟の布局は漢式寺院の伝統的な「伽藍七堂」ではなく、前部が広々とし、後部がコンパクトな長方形をしており、蒙古族の寺院建築様式である「都綱法式」が用いられるなど、漢、藏、蒙の建築様式が見事に融合している点が特徴です。1994年には「承德避暑山庄と周囲の寺院」の構成資産としてユネスコ世界遺産に登録されました。

見所:
普度殿:廟の主体建築で、外観は三層、内部は三層の楼閣です。高さは27メートルあり、大変壮大です。最も特徴的なのは、寺院や皇室の建築では極めて珍しい黒色の琉璃瓦で葺かれた屋根です。これは五行の思想に基づき「水」を表す黒で、火災を防ぐ「水克火」の意味が込められていると言われています。
緑度母像:普度殿の一層には鎮寺の宝である木彫りの緑度母(グリュウドモ)像が安置されています。これは国の保護文物にも指定されている貴重な文化財です。
乾隆帝御筆の碑と匾額:廟の前には乾隆帝の直筆による石碑が置かれており、満洲語、漢語、蒙古語、チベット語の四体文字で廟の建立の経緯が刻まれています。また、普度殿の入口には同じく四体文字で「普度殿」と書かれた雲龍匾額が掲げられています。
壁画:普度殿の内部の壁面には、仏教の物語や清代の世俗生活を描いた、合計230平方メートルに及ぶ色彩豊かな壁画が残されています。これらの壁画は蔵伝佛教藝術と中原の絵画技法が融合した見事な例とされています。

入場料:
大人個人票は10元です。ただし、磯錘峰国家森林公園や普楽寺との共通券(50元や、避暑山庄などより多くの景点を含む連票も販売されているので、ご自身の旅行計画に合わせて選択するとお得です。
中国語名:
安远庙(ān yuǎn miào)
中国語名の読み方:
アン ユェン ミァオ
英語名:
Anyuanmiao
安遠廟の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月9日):8:00~17:30(入園は17:10まで)
ローシーズン(10月10日~3月31日):8:30~17:00(入園は16:10まで)
安遠廟へのアクセス:
住所:
河北省承德市双橋区普楽北路磬錘峰国家森林公園内
公共交通機関:
市内から10路支線バスに乗車し、「安遠廟」バス停で下車すると、目の前が廟です。また、10路または28路の本線バスに乗り、「喇嘛寺(ラマじ)」バス停で下車し、そこから約800メートル歩く方法もあります。
注意事項:
廟内は静粛に参観し、壁画や文物などには手を触れないようお願いします。フラッシュを使った写真撮影は禁止されています。 寺院は宗教施設ですので、宗教的な礼儀を尊重し、許可なく立ち入りが制限されている区域には入らないようにしましょう。 周辺には飲食店が少ないため、水分や軽食をあらかじめ準備しておくことをお勧めします。また、歩きやすい靴を履き、夏季は日よけ対策、冬季は防寒対策を万全にしてください。 チケットは景区の正規の窓口または信頼できるオンラインプラットフォームで購入し、不正なチケット販売には注意してください。

安遠廟の写真

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