山海関

概況:
山海関は、河北省秦皇島市の東北約15キロメートルに位置する万里の長城東端の関城で、「天下第一関」として広く知られています。1381年(明の洪武14年)に中山王・徐達によって築城され、燕山山脈と渤海の間に挟まれた戦略的要衝に建設されたことから「山海関」と名付けられました。華北と東北を結ぶ唯一の陸路の咽喉部を守るこの関は、「両京鎖鑰無雙地、萬里長城第一關」(二つの都を鎖する比類なき地、万里長城第一の関門)と称えられ、歴史上、極めて重要な軍事要塞として機能してきました。関城は周囲約4キロメートル、高さ14メートルの城壁に囲まれ、東に「鎮東門」、西に「迎恩門」、南に「望洋門」、北に「威遠門」の四つの主要な城門を備え、現在は世界文化遺産にも登録されています。

見所:
天下第一関の城楼:東門「鎮東門」の上に聳えるシンボル的な建築物で、楼閣には明代の書家・蕭顯による「天下第一関」の巨大な扁額が掲げられています。
老龍頭:万里の長城で唯一、海に直接突き出た部分です。長城が渤海に消え入る様子は「老龍頭」と呼ばれ、澄海楼からは壮大な海景を眺望できます。
角山長城:山海関から北へ延びる長城が最初に登る山で、「万里の長城第一山」と呼ばれます。山岳地帯に築かれた長城の険しい姿を見学できます。
山海関古城:城壁内に広がるエリアで、靖邊樓や牧營樓などの歴史的建造物が残り、当時の面影を伝えます。夜には大規模な光のショー「觀・山海」が開催されることもあります。

入場料:
天下第一関単独券:大人50元、優待券(学生・60~69歳)25元
老龍頭単独券:大人60元、優待券30元
聯票(天下第一関+老龍頭+王家大院など):大人140元前後がお得です
※6歳以下または身長1.2メートル以下の子ども、70歳以上の高齢者、軍人、障害者などは無料となる場合があります。
中国語名:
山海关(shān hǎi guān)
中国語名の読み方:
シャン ハイ グァン
英語名:
Shanhaiguan
山海関の観光時間:
ハイシーズン(4月~10月):7:30~17:30(天下第一関エリアは夜間営業で20:30まで)
ローシーズン(11月~3月):8:00~17:00
山海関へのアクセス:
住所:
河北省秦皇島市山海関区
公共交通機関:
バス:秦皇島駅から25路または33路バスに乗車し、「天下第一関」バス停で下車します。老龍頭へは25路、35路などが便利です。
鉄道:山海关駅まで高速鉄道(北京から約2時間)でアクセス可能で、駅から関城までは徒歩約500メートルです。
注意事項:
関城の城壁や石段は歩きやすい運動靴やスニーカーでのご来訪がお勧めです。 夏季は日差しが強いため、帽子や日焼け止めなどの暑さ対策をお忘れなく。冬季は風が強いので、防寒対策が欠かせません。 城壁や歴史的建造物は貴重な文化財ですので、落書きや破損行為は固く禁じられています。 混雑を避けたい方は、午前中や平日の訪問がお勧めです。大型連休期間は特に混雑します。

山海関の写真

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