張北草原

概況:
張北草原は、河北省張家口市西北約70キロの張北県に位置する広大な草原で、中都草原と安固里草原の二つの主要エリアから構成されています。標高は約1400メートルから2400メートルに及び、夏季でも平均気温が20度前後と非常に過ごしやすい避暑地として知られています。ここはかつて清代の皇帝たちが秋の狩猟や巡幸に訪れた場所でもあり、雄大な自然景観と深い歴史文化が融合した独特の魅力を持つ地域です。緑の絨毯のように広がる草原には、牛や羊の群れ、そして点在するモンゴル包(パオ)がのどかな風景を作り出しており、訪れる人々を魅了します。また、毎年夏に開催される「張北草原音楽節」は国内有規模の野外音楽イベントとして多くの音楽ファンから注目を集めています。

見所:
・中都草原:北京から最も近い草原リゾートとして人気で、本格的なモンゴル文化体験ができます。馬術や相撲、草原歌舞などの伝統的なパフォーマンスを楽しむことができ、銀碗の酒やハダク(敬いの布)での歓迎など、モンゴルの伝統的なおもてなしを体感できます。
・安固里草原:「安固里」はモンゴル語で「雁」を意味し、総面積23万ムー(約153平方キロメートル)の広大な草原です。景勝地内にある安固里淖(あんこりしょう)は、華北最大の高原内陸湖として知られ、夏季には多くの渡り鳥が飛来します。
・草原のアクティビティ:乗馬や弓射ちをはじめ、草滑りや草原モーターバイクなど、多彩なレジャーを満喫できます。夜には大勢で楽しむキャンプファイヤーも人気です。
・草原の美食:現地ならではの烤全羊(子羊の丸焼き)や手把肉(手でつかんで食べる羊肉)、莜面(オート麦の麺)など、素朴で力強い味わいの草原グルメを味わえます。

入場料:無料(エリアにより異なる場合があります。中都原始草原度假村などの特定施設では別途入場料が必要です。)
中国語名:
张北草原(zhāng běi cǎo yuán)
中国語名の読み方:
ジャン ベイ ツァオ ユェン
英語名:
Zhangbeicaoyuan
張北草原の観光時間:
通年 終日開放
張北草原へのアクセス:
住所:河北省張家口市張北県
公共交通機関:
北京から張北草原へお越しの場合は、北京の六里橋バスターミナルまたは永定門バスターミナルから張北行きの長距離バスをご利用いただけます。運行本数は1日6本程度です。張北県城に到着後、タクシーや観光シーズン中に運行される観光バスを利用して各草原エリアへお進みください。あるいは、鉄道をご利用の場合は、まず張家口駅までお越しになり、張家口汽車客運南駅から張北行きのバスに乗り換える方法もあります。
注意事項:
草原地域は昼夜の気温差が非常に大きいので、夏季でも防寒着の準備をお忘れなく。また、紫外線が強いため、日焼け止めやサングラス、帽子などでの日焼け対策が必須です。現地では乗馬などのアクティビティを楽しむ機会も多いため、動きやすい靴と服装でお越しください。宿泊施設については、モンゴル包(パオ)や民宿など多様な選択肢がありますので、事前にご予約されることをお勧めします。貴重品の管理はご自身でしっかりと行い、自然環境を大切にし、ゴミは必ずお持ち帰りください。

張北草原の写真

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