中央大街

概況：
中央大街（中央大街／ちゅうおうだいがい）は、中国黒竜江省ハルビン市道里区にある国家AAAA級観光地で、アジア最長かつ中国最初の歩行者天国として知られています。1898年に「中国大街」として誕生し、1928年に現在の名称となりました。全長は1450メートル、幅は約21メートルで、特徴的な花崗岩の敷石（通称「パン石」）が敷き詰められた通りには、ルネサンス、バロック、折衷主義など様々な様式の欧風建築が71棟も立ち並び、そのうち13棟は市の保護建築に指定されています。北は松花江畔の防洪記念塔から南は経緯街まで続き、ハルビンにおける歴史、文化、商業の中心地として発展してきました。2012年には国家AAAA級観光地に認定され、2023年には第三批「全国模範歩行者天国」にも選ばれています。

見所：
防洪勝利記念塔は松花江畔に建つハルビンのシンボルで、1957年の大洪水の勝利を記念して建造されました。
馬迭爾賓館（マデールホテル）は1906年築の新芸術運動様式の歴史的建造物で、その名物のアイスクリームは訪れる観光客に大人気です。
通り全体が屋外建築博物館とも呼ばれ、教育書店（元・教育書店）のバロック様式など、各時代の建築美を鑑賞できます。
「老街音楽匯」などの文化イベントでは、路上で行われる生演奏やパフォーマンスが街に活気を与えています。
夜には152基の欧風古典街灯に照らされた通りがロマンチックな雰囲気に包まれ、昼間とは違った表情を見せます。

入場料：無料中央大街(zhōng yāng dà jiē)ハイシーズン：通年24時間開放ですが、沿道のショップや施設ごとに営業時間が異なります。
ローシーズン：通年24時間開放ですが、沿道のショップや施設ごとに営業時間が異なります。住所：黒竜江省ハルビン市道里区中央大街（北端は防洪記念塔、南端は経緯街）
公共交通機関：
ハルビン駅から地下鉄2号線に乗り、「中央大街」駅で降りると便利です。
市内のバスを利用する場合は、2、12、16、101、102、103番などの系統で「防洪記念塔」バス停で下車すると、通りの北口にアクセスできます。歩行者天国ですので、車両の進入は禁止されています。
自転車も押して歩く必要があります。 通りは特徴的な敷石で舗装されています。
歩きやすい靴での訪問をお勧めします。特に冬季や雨天時は足元にご注意ください。
大変混雑する人気の観光スポットです。貴重品の管理には十分に気をつけ、スリや置き引きにご注意ください。
歴史的建造物や敷石は貴重な文化財です。
建物に落書きをしたり、石を傷つけたりする行為は固く禁じられています。
ゴミは必ず指定された場所に捨てるか、お持ち帰りいただき、美しい街並みの保全にご協力ください。