大黒山

概況：
黒河市大黒山は、黒竜江省黒河市罕達気郷の南部、小興安嶺の山脊に位置する山です。標高は867.4メートルで、黒河市の最高峰となっています。山頂は渾々としていて平坦で、広さは約15平方キロメートルに及びます。周囲には原生の沼沢湿地と針広混交林の生態系が広がり、エゾマツなどの木々に囲まれています。南北朝時代には、この山は北室韋という部族の活動の中心地であったとされ、歴史的にも重要な場所です。現在では、山頂一帯は大規模な風力発電所として開発されており、66基の風力タービンが立ち並ぶ風景は、自然と現代技術が調和する独特の景観を創り出しています。

見所：
山頂から眺める小興安嶺の大パノラマと、広大な原生湿地の景観。
66基の大型風力タービンが立ち並ぶ、国内北部地区最大級の風力発電プロジェクトの壮観な景色。
秋には、針広混交林が赤、黄、橙色などに色づく「五花山」と呼ばれる美しい紅葉風景を楽しめます。
南北朝時代に北室韋部族が活動した歴史の舞台であり、周辺には西溝古城遺跡などの文化遺産も点在しています。

入場料：
自然景観地区のため、入場は無料の場合がございます。ただし、現地の状況により変更される可能性がありますので、詳細は現地でご確認ください。大黑山(dà hēi shān)ダー ヘイ シャンDaheishanハイシーズン：終日開放
ローシーズン：終日開放 （注：自然公園のため基本的に常時開放されていますが、悪天候時などは安全確保のため立ち入りが制限されることがあります。）住所：
黒竜江省黒河市愛輝区罕達気郷南部
公共交通機関：
公共交通機関は非常に限られております。黒河市街からタクシーやレンタカーを利用するのが一般的です。自家用車でお越しの際は、G331国道から現地の道案内に従ってお進みください。山域は自然保護の対象となっている場合があります。 植物の採集や地形の変更などは控え、美しい自然環境を保つようにご協力ください。 風力発電施設の稼働エリアは立入禁止となっている場合があります。 安全のため、標識や柵の内側には立ち入らないでください。 山頂付近は風が強く、気温も低くなりやすいです。 防寒着や雨具などの準備を十分にお願いします。 トイレや売店などの施設はほとんどありません。 飲料水や食料は事前にご準備いただくことをお勧めします。 携帯電話の電波が届かないエリアもあります。 地図をプリントするなど、オフラインでの準備も万全にしてお出かけください。