五大連池景勝区

概況:
五大連池景勝区は中国黒龍江省黒河市五大連池市に位置する、世界に名高い火山地質公園です。総面積は1060平方キロメートルに及び、14の新旧期火山と5つの連なる火山堰塞湖から構成されています。200万年以上にわたる火山活動が生み出した独特の地形は「天然の火山博物館」や「開かれた火山の教科書」と称され、世界地質公園、世界生物圏保護区など数多くの栄誉に輝いています。特に、フランスのヴィシーやロシアのナルザンと並び「世界三大冷鉱泉」に数えられる天然の鉱泉水は、療養効果が高く「理療の聖地、養生の楽園」として広く知られています。

見所:
五大連池の湖群は蓮花湖、燕山湖、白龍湖、鶴鳴湖、如意湖の五つの湖が連なり、それぞれが異なる景観を楽しませてくれます。特に白龍湖は最大の湖で、湖岸两侧で新期と古期の火山地形を同時に観察できる「一湖二景」が特徴です。
老黒山と火焼山は約300年前に噴火した最も新しい火山で、壮大な溶岩台地と保存状態の良い火口を見学できます(但し、一部エリアは現在閉鎖中です)。
「温泊」は冬季も凍結しない三つの小さな池からなる景観で、澄んだ湖水と色とりどりの湖底の溶岩が作り出す盆景のような美しさが魅力です。
「北薬泉」や「南薬泉」エリアでは、世界有数の冷鉱泉水を飲用したり、体験したりすることができます。現地では「南泉で眠り、北泉で利尿、二龍眼は目薬に、翻花泉は最も効く」と言い伝えられています。
28万年前から34万年前に形成された「龍門石寨」では、大規模な溶岩石の流れが作り出した、砕けた岩石が要塞のように積み重なる独特の景観を目にできます。

入場料:
景勝区への入場は無料ですが、各見学施設ごとに入場料が設定されています。主な施設の料金は以下の通りです(ローシーズンとハイシーズンで変動します)。
龍門石寨:ハイシーズン50元/人、ローシーズン20元/人
温泊:ハイシーズン50元/人、ローシーズン20元/人
北薬泉:ハイシーズン20元/人、ローシーズン10元/人
火山地質博物館:20元/人
※2025年6月12日から8月31日までの期間、大学入試受験生は准考证と身分証の提示により、北薬泉、温泊、龍門石寨などの特定景区が無料で入場できます(温泊の船券20元は別途必要)。
中国語名:
五大连池景区(wǔ dà lián shi jǐng qū)
中国語名の読み方:
ウー ダー リェン チー ジン チュイ
英語名:
Wudalianchi
五大連池景勝区の観光時間:
ハイシーズン(5月1日~10月31日):8:00~17:00
ローシーズン(11月1日~翌年4月30日):8:30~16:00
※龍門石寨、温泊、北薬泉などの各施設は上記時間帯で営業しています。博物館は11月1日~翌年4月30日は8:30~11:00、14:00~16:30の開館となります。グラ球山天池景区は冬季(11月1日~翌年4月1日)は閉鎖されます。
五大連池景勝区へのアクセス:
住所:
黒龍江省黒河市五大連池市五大連池鎮薬泉東路北側
公共交通機関:
最寄りの鉄道駅は北安駅です。北安駅から五大連池景区行きのバスに乗車し、終点で下車します(北安駅からのバスは約30分間隔で運行、景区まで約2時間)。
ハルビンや黒河からは五大連池景区行きの長距離バスも運行されています。
景区内では、各観光地間が離れており、公共交通機関はほとんどありません。効率的に観光するには、タクシーや地元の車をチャーターする(1日約100元)か、レンタカーを利用するのが一般的です。
注意事項:
景区内は史跡と自然保護区です。ゴミは必ずお持ち帰りいただき、指定された遊歩道から外れないようにしてください。 黒龍江省北部は冬季(ローシーズン)の気温が非常に低く、-30℃以下になることもあります。防寒対策は万全にし、滑りにくい靴を履くことをお勧めします。 景区は広大で、見所間の距離があります。効率的に回るには、事前に経路を計画し、時間に余裕を持ったスケジュールを立てましょう。 鉱泉水は体質によって合わない場合もあります。飲用される場合は、最初は少量から試されることをお勧めします。 最新の営業状況、特に老黒山景区など一部閉鎖中の施設については、訪問前に現地の観光案内所などでご確認ください。

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