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渤海国上京竜泉府遺跡

概況:
渤海国上京竜泉府遺跡は、黒竜江省牡丹江市寧安市渤海鎮に位置する、かつて「海東盛国」と称された渤海国(698年~926年)の首都跡です。唐の都である長安城を模範として設計されたこの都城は、外城、内城、宮城からなる三重の構造を持ち、その規模は総面積約16.4平方キロメートルに及びました。755年から約160年にわたり渤海国の政治・経済・文化の中心として繁栄し、現在は中国で盛唐時期の地面建築遺構が比較的良く保存された貴重な都の遺跡として知られています。1961年には国務院により第一回全国重点文物保護単位に指定されました。

見所:
宮城跡には五重の宮殿の基壇が中軸線上に並び、当時の壮大な建築規模を伺い知ることができます。
興隆寺(南大廟)は清代に建立された寺院で、境内には渤海国時代の貴重な仏教石造物である石灯幢(石製の燈籠)や石仏が保存されています。
宮城の東側に位置する禁苑(庭園)跡には、約2万平方メートルの池や築山、亭閣の跡があり、往時の王宮の優雅な雰囲気を偲ばせます。
宮城内に現存する八宝琉璃井は八角形の古井戸で、王室専用の水を供給していたと伝えられています。
遺跡から発掘された文字瓦や蓮華文瓦当、渤海三彩などは、渤海文化の高水準を物語る貴重な資料です。

入場料:
大人料金は30元前後です。児童、学生、高齢者などは優待券(15元前後)の適用対象となる場合があります。興隆寺や渤海上京遺跡博物館との共通券もございますので、窓口でお尋ねください。
中国語名:
渤海国上京龙泉府遗址(bó hǎi guó shàng jīng lóng quán fǔ yí zhǐ)
中国語名の読み方:
ボー ハイ グオ シャン ジン ロン チュェン フゥ イー ジー
英語名:
Bohaiguoshangjinglongquanfuyizhi
渤海国上京竜泉府遺跡の観光時間:
ハイシーズン:9:00~17:00(受付終了は16:00頃の場合があります)
ローシーズン:9:00~17:00(施設により変動する可能性があります)
※年間を通じて比較的一定した開園時間となっておりますが、季節や気象条件により変更となる場合がございます。
渤海国上京竜泉府遺跡へのアクセス:
住所:
黒竜江省牡丹江市寧安市渤海鎮
公共交通機関:
牡丹江市から寧安行きの長距離バスを利用し、渤海鎮で下車する方法があります。あるいは、牡丹江から東京城駅行きのバスに乗車し、駅前から3番路線バスを利用して遺跡入口まで向かうこともできます。公共交通の本数が限られる場合もあるため、タクシーやレンタカーの利用がより便利です。
注意事項:
遺跡は貴重な文化財です。壁や石積みなど遺構には触れず、静かに見学してください。 広大な敷地内は歩行が中心となります。履き慣れた歩きやすい靴でお越しください。 夏季は日差しが強い日がありますので、帽子や日焼け止めなどの対策をお勧めします。冬季は防寒対策を万全に。 指定された場所以外での喫煙や火気の使用はご遠慮ください。 遺跡内の案内標識に従い、安全に見学してください。

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