寧安温春大橋

概況:
寧安温春大橋は黒竜江省牡丹江市が管轄する寧安市寧安鎮橋頭村(旧・東温春)に位置し、牡丹江に架かる歴史的な鋼桁橋です。1936年(旧満州国時代の康徳3年)に日本の株式会社浅野造船所によって設計・監督され、中国の労働者によって建設されました。日本が侵華時期に寧安で建造した66の橋梁の中で特に規模が大きいものの一つとされています。全長は202メートル、幅は7メートル、高さは5メートルで、建設当初の橋面は厚さ20センチのコンクリートで舗装されていましたが、解放後にはアスファルト舗装に改修されました。長い年月と戦乱による損耗のため、現在は老朽化が進んでおり、2004年の検査で安全性に問題があることが確認されています。歴史を感じさせる重厚な構造と、周囲の自然が調和した風景が魅力のスポットです。

見所:
歴史的価値:日本の浅野造船所により設計され、中国労働者によって建設された、1930年代の鋼桁橋の特徴をよく留めており、東北地方の近代史を語る上で貴重な遺構です。
牡丹江の風景:橋の上からは牡丹江の流れと雄大な自然を一望でき、季節ごとに異なる風景をお楽しみいただけます。特に夕焼けに染まる橋と川のコントラストは印象的です。
建築様式:鋼桁橋としての構造美を見ることができます。解放後に橋面はアスファルトに改修されていますが、当時の技術を感じさせる堅牢な造りは見応えがあります。
周辺環境:橋は農村地帯に位置しており、のどかでのんびりとした時間が流れています。歴史探訪と静かな時間をお求めの方にぴったりです。

入場料:現在、橋は交通施設として機能しており、観光地としての入場料はかかりません。ただし、老朽化により安全面での注意が必要です。
中国語名:
宁安温春大桥(níng ān wēn chūn dà qiáo)
中国語名の読み方:
ニン アン ウェン チュン ダー チァオ
英語名:
Ninganwenchunbridge
寧安温春大橋の観光時間:
ハイシーズン(夏季):7:30〜17:30
ローシーズン(冬季):8:00〜17:00
※橋は公共の道路橋であるため、理論上は24時間通行可能ですが、日没後の照明設備等は十分でない可能性があり、上記時間帯内の訪問が推奨されます。
寧安温春大橋へのアクセス:
住所:
黒竜江省牡丹江市寧安市寧安鎮橋頭村(旧・東温春)
公共交通機関:
寧安市街地からタクシーまたはローカルバス(路線詳細は現地でご確認ください)をご利用いただけます。橋は鶴大公路(国道)沿いに位置しています。最寄りのバス停については確立された情報がなく、現地での移動手段の事前確認をお勧めします。
注意事項:
橋は2004年の検査で老朽化が確認されており、安全性に懸念があるため、渡橋の際は細心の注意を払ってください。橋上での長時間の停留や、群衆での密集は避け、静かに見学してください。 車両で通過される場合は、橋の老朽化および制限重量を考慮し、速度を抑えて安全運転を心がけてください。 周辺は農村地域ですので、地元の方々の生活を妨げないようご配慮ください。 冬季は路面が凍結していることが多いため、非常に滑りやすくなります。歩行の際は特に足元に気をつけてください。
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