里城周易博物館

概況：
羑里周易博物館は、安陽市湯陰県にある周易発祥の聖地です。ここは中国史上最初の国家監獄として知られ、約3000年前に周の文王が7年間幽閉され、その間に伏羲の八卦を基に六十四卦を推演して『周易』を完成させた場所です。博物館は1993年に設立され、重要な文化的遺産を保護・展示しながら、易学の深遠な哲学を伝えています。園内には文王廟や演易台などの歴史的建造物が立ち並び、荘厳な雰囲気の中、中国古代哲学の源流に触れることができます。

見所：
演易坊 - 明の時代（1541年）に建立された青石の牌坊で、文王が周易を推演した地を記念しています。
八卦陣迷路 - 文王の後天八卦に基づいて設計された実践型迷路で、八つの陣勢を体験でき、知力と体力が試されます。
文王廟 - 遺跡の上に建てられた廟で、参天の古柏や文王の銅像、乾隆帝の詩碑などがあり、歴史の重みを感じられます。
禹碑 - 1544年に刻まれた翻刻碑で、背面には四川の天才文学家・楊慎が作った「禹歌碑」があります。
周易博物館 - 易学の発展史を紹介する展示や貴重な文献が豊富で、周易の体系的知識を学べます。

入場料：大人38元、学生・教師は優待券19元です。70歳以上の高齢者、障害者、軍人は無料で入場できます。里城周易博物馆(lǐ chéng zhōu yì bó wù guǎn)リー チョン ジョウ イー ボー ウ グァンYouli Town The Birthplace Of Lchingハイシーズン：8:10～18:00
ローシーズン：8:10～17:30
※年間を通じて開放されています。住所：河南省安陽市湯陰県韓荘鎮文王路北段
公共交通機関：安陽バスターミナルから湯陰行きのバス（約20分間隔、運賃8元）に乗車し、湯陰で3路バスに乗り換えて「羑里城駅」で下車、徒歩5分です。安陽駅からタクシーを利用する方法も便利です。八卦陣迷路に挑戦する際は、足元が不安定な場所もあるため、歩きやすい靴を履いていくことをお勧めします。 夏季は日差しが強いので、日焼け対策や水分補給を十分に行いましょう。 混雑時は事前にオンラインでチケットを購入すると、スムーズに入場できます。 園内の歴史的建造物や碑文は貴重な文化財ですので、触れたり傷つけたりしないようご注意ください。 周辺には湯陰岳飛廟など見所が多くありますので、時間に余裕を持って計画されるのが良いでしょう。