少林寺

概況:
少林寺(しょうりんじ)は、河南省登封市にある嵩山(すうざん)の少室山(しょうしつざん)のふもとに位置する、中国禅宗と少林拳の発祥地として世界的に有名な仏教寺院です。北魏の太和19年(495年)に孝文帝によってインドの高僧である跋陀尊者(ばったそんじゃ)のために建立され、1500年以上の歴史を持ちます。唐の時代には「十三棍僧救唐王」の故事で知られ、李世民から「天下第一名刹」の称号を授かりました。現在も約57,600平方メートルの広大な境内には、山門、天王殿、大雄宝殿、千仏殿、塔林(とうりん)などの重要な建築物が残り、世界文化遺産および国家AAAAA級観光地に指定されています。禅、武、医の文化を融合した独特の様式は、今も多くの参拝者や観光客を魅了し続けています。

見所:
少林寺常住院は、七進の院落からなる寺院の中心部で、山門には康熙帝直筆の「少林寺」の扁額が掲げられています。
塔林は少林寺の西約300メートルに位置し、唐から現代に至るまで約240基以上の歴代高僧の墓塔が立ち並ぶ、中国最大の塔林です。
千仏殿には、少林寺の武僧たちの長年の修行の跡と伝えられる48個の窪みが床に残り、少林功夫の歴史を物語っています。
達摩洞(だるまどう)は、少林寺背後にある五乳峰の中腹に位置し、禅宗の開祖である達磨大師が9年間面壁坐禅を行ったとされる聖地です。
少林功夫表演は、毎日複数回行われる無料の武術表演で、その迫力ある演武は少林寺訪問の大きな見どころの一つです。

入場料:
大人の入場料は80元です。この料金には、少林寺常住院、塔林、三皇寨などのエリアが含まれます。身長1.4メートル以下の児童、6歳以下の子ども、60歳(一部70歳)以上の高齢者、障害者、現役軍人は、有効な身分証明書の提示で無料となる場合があります。学生と教師は学生証や教師証の提示で半額の優待が適用されます。
中国語名:
少林寺(shǎo lín sì)
中国語名の読み方:
シャオ リン スー
英語名:
Shaolin Monastery Pagoda Forest
少林寺の観光時間:
ハイシーズン(3月~11月):7:30~18:00
ローシーズン(12月~2月):8:00~17:30
※施設や季節により変動する可能性がありますので、事前に公式情報をご確認ください。
少林寺へのアクセス:
住所:
河南省登封市嵩山少林风景区
公共交通機関:
郑州市からは、郑州バスターミナル(郑州駅前)から登封市行きのバスに乗車し、登封市で少林寺行きのバス(8路など)に乗り換えます。洛阳市からは、洛阳バスステーションから少林寺行きの直行バスを利用できます。
注意事項:
寺院の敷居(しきい)を踏まないようにしましょう。仏様の額の化身と見なされ、敬意を表するためです。 塔林は高僧のお墓ですので、静かに見学し、墓塔に登ったり触れたりしないようにします。 境内では指定された場所以外での喫煙や、大声での会話はお控えください。 フラッシュを使用した写真撮影や三脚の使用は、文化財保護のため制限されている場所があります。 歩きやすい靴を履き、夏季は日差しが強いため、帽子や水分補給などの暑さ対策をしてお出かけください。

少林寺の写真

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