南陽内郷県衙

概況:
内郷県衙は河南省南陽市内郷県にある中国で唯一完全に保存された封建時代の県レベルの官署衙門です。元の大徳8年(1304年)に創建され、現存する建築群は清の光緒年間に正五品県令の章炳焘によって建設されたもので、2万平方メートル以上の広大な面積に260室以上の部屋を有します。「北に故宫、南に県衙」とも称され、中国四大古代官衙の一つとして知られるほか、全国重点文物保護単位および国家AAAA級観光地に指定されています。建築様式は「坐北朝南、左文右武、前衙後邸、獄房居南」という伝統的な官衙の規制を厳格に守っており、南北の建築風格が見事に融合している点も特徴です。

見所:
宣化坊と照壁は、かつて県令が聖諭を宣べ百姓を教化した場所で、照壁中央には官吏の貪欲を戒める「獣貪」の彫刻があります。
大堂(正堂)は威厳ある裁判の場で、「内郷県正堂」の金字の扁額と「欺人如欺天毋自欺也;負民即負国何忍負之」の楹聯が掲げられています。
六房(吏・戸・礼・兵・刑・工)は県衙の事務執行機関であり、各房の楹聯から当時の役人の心得を知ることができます。
三堂には康熙19年内郷知県高以永による名聯「得一官不栄,失一官不辱,勿説一官無用,地方全靠一官;吃百姓之飯,穿百姓之衣,莫道百姓可欺,自己也是百姓」が掲げられ、朱鎔基元首相らも高く評価しました。
県衙内には元代の桂花樹や南天竹など、歴史を感じさせる植物も見所です。

入場料:
大人は75元です。身長1.4メートル以下の児童、60歳(または70歳)以上の高齢者、障害者、現役軍人は無料で入場できます。学生は学生証の提示で半額となります。
中国語名:
南阳内乡县衙(nán yáng nèi xiāng xiàn yá)
中国語名の読み方:
ナン ヤン ネイ シァン シェン ヤー
英語名:
Ancient Neixiang Yamen
南陽内郷県衙の観光時間:
ハイシーズン:8:00~17:30(入場は17:00まで)
ローシーズン:8:00~17:30(入場は17:00まで)
※休業日はなく、年中無休で営業しています。
南陽内郷県衙へのアクセス:
住所:
河南省南陽市内郷県東大街88号
公共交通機関:
南陽バスターミナル(南陽駅前)から内郷行きのバスに乗車し、内郷県で1路バスに乗り換えて「内郷県衙」バス停で下車します。南陽市から内郷県まで車で約40分です。
注意事項:
文化財保護のため、展示されている文物や建築物にはむやみに触れないようお願いします。 静粛な環境保全区域ですので、他の参观者の迷惑となるような大声での会話はお控えください。 フラッシュを使用した写真撮影は文化財保護のため、制限されている場合があります。 園内は全面禁煙ですので、喫煙は指定された場所でお願いします。 夏季は日差しが強いため、帽子や水分補給などの暑さ対策をしてお出かけください。
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