南水北調工事

概況：
南水北調工事は、中国北方の水不足を解決するために実施されている世界最大級の水利プロジェクトです。「四横三縦、南北配置、東西相互補完」という中国大水網を構成しており、長江流域の豊富な水資源を黄河、淮河、海河流域などの北方地域に導水します。このプロジェクトは東線、中線、西線の3つのルートで構成され、うち中線一期工程は2014年12月12日に正式に通水を開始しました。丹江口ダムから取り入れられた水は、総延長1432キロに及ぶ幹線水路を通り、河南、河北、北京、天津など沿岸の大中都市40以上に生活用水を供給し、直接的な受益人口は1億人を超えています。

見所：
丹江口南水北調中線工程紀念園：湖北省丹江口市に位置し、中線工程の核心水源エリアにあります。沿岸12の給水区域の有名な観光地を縮小再現しており、水利知識を普及させるための技術ノードも組み込まれています。
南水北調中線主題公園：十堰丹江口市にあり、沿線の有名な観光地を縮小版で展示しているほか、移民を記念する広場や技術的な見所があります。
揚州引江水利枢紐工程：南水北調東線工程の起点であり、庭園のような環境で「黄金大道」として知られる銀杏並木が有名です。

入場料：
丹江口南水北調中線工程紀念園：料金は明記されていませんが、現地でご確認ください。
南水北調中線主題公園：40元/人。
揚州引江水利枢紐工程：情報なし（施設によっては外部見学が中心の可能性があります）南水北调工程(nán shuǐ běi diào gōng chéng)ナン シュイ ベイ ディァオ ゴン チョンNanshuibeidiao
ハイシーズン（4月～10月）：7:30～17:30（施設により異なります）
ローシーズン（11月～3月）：8:00～17:00（施設により異なります）
※ 揚州引江水利枢紐工程は特定の時間帯（11:00-13:00, 17:30-20:00）に開放されている場合があります。丹江口南水北調中線工程紀念園は今日の開放時間が08:30-18:00となっています。実際の訪問時には各施設の最新情報をご確認ください。住所：
丹江口南水北調中線工程紀念園：湖北省丹江口市316省道と武当大道の交差点南西430米。
南水北調中線主題公園：十堰丹江口市（詳細な住所は記載なし）。
揚州引江水利枢紐工程：江都鎮南郊、揚州以東14キロ。
公共交通機関：
丹江口南水北調中線工程紀念園：公共交通の詳細は不明です。現地のタクシーや観光バスの利用が考えられます。
南水北調中線主題公園：市街地から203路または207路のバスに乗車後、5分ほど歩きます。
揚州引江水利枢紐工程：揚州市内からバスを利用してアクセス可能です。施設は主に水利プロジェクトの記念・教育を目的としていますので、展示物や施設を大切に扱いましょう。 園内は広い場合が多く、歩きやすい靴で訪れることをお勧めします。 一部の区域は水利施設に隣接しています。指定された見学ルートを守り、安全に十分注意してください。 テーマパーク内のマイクロランドスケープや技術展示は、学習と写真撮影に適しています。 混雑する時間帯を避けたい場合は、平日の訪問を検討されると良いでしょう。