宝輪寺塔

概況:
宝轮寺塔は河南省三门峡市の陕州风景区にある歴史的な磚塔で、中国現存四大回音建築の一つとして知られています。創建は隋文帝仁寿元年(601年)にさかのぼり、舍利を供奉するために尼僧の道秀によって木塔として建立されました。その後、金の大定17年(1177年)に僧侶の智秀によって現在の13層の密檐式磚塔として再建され、800年以上の歴史を有します。塔の高さは26.5メートル、周長は21.6メートルで、唐塔の外観と宋塔の内部構造を融合した独特の建築様式を持ち、国の重要文化財に指定されています。最大の特徴は、塔の周辺で手を叩くたり石を叩いたりすると、蛙の鳴き声のような反響が返ってくることで、地元では「蛤蟆塔」(カエル塔)の愛称で親しまれています。

見所:
中国四大回音建築の一つとして、叩いた音が蛙の鳴き声のように返ってくるユニークな音響現象を体験できます。
13層の密檐式磚塔の美しいシルエットは、遠くからでも目を引く景観美を誇ります。
塔の周辺は宝塔苑として整備され、緑豊かな庭園の中でのんびりと散策を楽しむことができます。
塔の頂上まで登ると、「黄河遠上白云間」の詩句で知られる雄大な黄河の景色を一望できます。
塔の軒下に下がる風鐸(鉄の鈴)は、風に揺られて奏でる優しい音色で訪れる人を和ませてくれます。

入場料:
無料でご入場いただけます。
中国語名:
宝轮寺塔(bǎo lún sì tǎ)
中国語名の読み方:
バオ ルン スー ター
英語名:
Baolun Temple Pagoda
宝輪寺塔の観光時間:
ハイシーズン(夏季):8:00~18:30
ローシーズン(秋季):8:00~18:00
※季節や状況により変動する可能性がありますので、お出かけ前には公式発表で最新情報をご確認になることをお勧めします。
宝輪寺塔へのアクセス:
住所:
河南省三門峡市湖浜区南大街と太陽路の交差点東150メートル、または陝州風景区内
公共交通機関:
市内バス1路または2路に乗車し、「陝州风景区」バス停で下車します。バス停から塔までは歩いてすぐの場所です。
注意事項:
貴重な文化財を保護するため、塔の壁や磚に直接触れたり、傷つけたりする行為はお控えください。 回音体験をされる際は、他の観光客の迷惑にならないよう、適度な音量でお楽しみください。 塔内の階段は狭く急な箇所がありますので、ご見学の際は十分にご注意ください。 園内の静かな環境を保つため、ゴミは必ずお持ち帰りいただくか、指定の場所に捨てるようご協力をお願いします。 夏季は日差しが強い場合がありますので、日焼け止めや帽子の準備があると良いでしょう。
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