商丘古城

概況：
商丘古城（しょうきゅうこじょう）は河南省商丘市睢陽区に位置する、4000年以上の歴史を持つ国家歴史文化名城です。現存する「帰徳府城」は明の正徳6年（1511年）に完成したもので、外側の円形の城郭と内側の方形の城壁が「古銭」のような独特の形状をしており、「八卦城」「水上城」「城摞城」（城が幾重にも積み重なる）という三大特徴を備えています。現在の城の下には、元、北宋、隋唐、漢、周の時代に築かれた6つの都城が重なって発見されており、中国で現存する保存状態の良い古城の一つとして知られています。城内には93の通りが碁盤の目状に走り、明清時代の四合院が数多く残り、当時の繁栄を偲ばせます。

見所：
帰徳府城壁：城を囲む全長3.6kmの城壁で、東（賓陽門）、西（垤澤門）、南（拱陽門）、北（拱辰門）の四門が往時の威容を伝えます。
応天書院：北宋の四大書院の筆頭に数えられ、晏殊や范仲淹など多くの人材を輩出した歴史的な学問の聖地です。
壮悔堂：明清の文人・侯方域の旧宅で、彼と「秦淮八艶」の一人李香君の物語で知られる『桃花扇』の舞台となりました。
張巡祠：唐の安史の乱の際、睢陽城を死守した張巡将軍を祀る祠で、その忠節を偲ぶことができます。
八関齋：顔真卿の書で有名な八関齋碑が保存されている文化的なスポットです。

入場料：
古城エリアは無料で散策できます。主要観光施設（帰徳府城壁、応天書院、張巡祠、八関齋、商祖祠・閼伯台、燧皇陵など）の共通券は、市場価格110元のところ、優待価格で50元の場合があります（一部情報による）。施設ごとの個別券もあり、価格は異なります。商丘古城(shāng qiū gǔ chéng)シャン チィウ グゥ チョンShangqiu Ancient Townハイシーズン：8:00～17:30
ローシーズン：8:00～17:00 住所：
河南省商丘市睢陽区境内
公共交通機関：
商丘駅からタクシーまたは路線バスを利用してアクセスできます。具体的なバス番号は現地でご確認ください。城内の歴史的建造物や文化財は大切に扱い、傷つけたり汚したりしないようご注意ください。 ゴミは必ず指定の場所に捨て、美しい環境を保つようご協力お願いします。 観光シーズンや週末は混雑することがありますので、人混みでは貴重品の管理に十分気をつけてください。 城壁の上などを歩く際は、足元に十分注意して、安全にお過ごしください。