万寿塔
概況:
万寿宝塔(万寿塔)は、中国湖北省荆州市沙市区の荊江大堤にある象鼻磯の上に建つ歴史的な塔です。明の嘉靖27年(1548年)に着工し、嘉靖31年(1552年)に完成しました。当時、江陵にいた遼王の朱憲㸅が母である毛太妃の命を受け、嘉靖皇帝の長寿を祈願して建立したもので、「万寿宝塔」と名付けられました。この塔は楼閣式の磚石仿木構造で、八角七層、高さは40.76メートルあります。長い歴史の中で、長江河床の上昇に伴って荊江大堤が度々かさ上げされたため、塔の基部が現在の堤防の路面より約7.29メートルも低くなるという、全国でも珍しい「地下に沈んだ宝塔」の景観を形成しています。これは長江の水文地理的変化を物語る生きた証であり、2006年には全国重点文物保護単位に指定されました。園内には他にも、長江治水の歴史を伝える「九八抗洪紀念碑」や「荆江分洪工程紀念碑」などがあり、文物古跡と長江の防洪史跡が一体となった名所です。
見所:
塔身内外の壁には合わせて128の仏龕があり、94体の漢白玉の坐仏が現存します。内外の壁面には、合計2347枚に及ぶ仏像磚、文字磚、花鳥動物などのレリーフ磚がはめ込まれており、その寄進者は全国8省16の州府県に及び、漢字だけでなく満州、蒙古、チベットなどの文字も見られます。塔の内部には螺旋状の石階段があり、最上階まで登ることができます。頂上には『金剛経』全文が刻まれた葫芦形の銅製鍍金の塔刹があります。塔の第四層内部には、「遼王憲鼎建万寿宝塔記」の石碑が保存されています。園内にある「九八抗洪紀念碑」と「荆江分洪工程紀念碑」は、長江の治水歴史を偲ばせます。園内に隣接する「観音磯」は長江三峡以降最初の古代人工磯頭で、「万里長江第一磯」とも称され、長江を眺める絶景スポットです。
入場料:
万寿園への入園は無料です。ただし、宝塔内部に登塔する場合は、別途料金がかかります(約10元~13元)。
ローシーズン(11月~3月):8:00~17:00
※ 園区自体は24時間開放されていますが、施設管理時間内の訪問が安心です。
湖北省荆州市沙市区荆堤路99号 万寿園内
公共交通機関:
荆州市内から路線バスを利用できます。104路バスに乗車し、「三岔路」バス停で下車後、徒歩数分で到着します。その他、市内の主要バス停からタクシーを利用するのも便利です。
万寿宝塔(万寿塔)は、中国湖北省荆州市沙市区の荊江大堤にある象鼻磯の上に建つ歴史的な塔です。明の嘉靖27年(1548年)に着工し、嘉靖31年(1552年)に完成しました。当時、江陵にいた遼王の朱憲㸅が母である毛太妃の命を受け、嘉靖皇帝の長寿を祈願して建立したもので、「万寿宝塔」と名付けられました。この塔は楼閣式の磚石仿木構造で、八角七層、高さは40.76メートルあります。長い歴史の中で、長江河床の上昇に伴って荊江大堤が度々かさ上げされたため、塔の基部が現在の堤防の路面より約7.29メートルも低くなるという、全国でも珍しい「地下に沈んだ宝塔」の景観を形成しています。これは長江の水文地理的変化を物語る生きた証であり、2006年には全国重点文物保護単位に指定されました。園内には他にも、長江治水の歴史を伝える「九八抗洪紀念碑」や「荆江分洪工程紀念碑」などがあり、文物古跡と長江の防洪史跡が一体となった名所です。
見所:
塔身内外の壁には合わせて128の仏龕があり、94体の漢白玉の坐仏が現存します。内外の壁面には、合計2347枚に及ぶ仏像磚、文字磚、花鳥動物などのレリーフ磚がはめ込まれており、その寄進者は全国8省16の州府県に及び、漢字だけでなく満州、蒙古、チベットなどの文字も見られます。塔の内部には螺旋状の石階段があり、最上階まで登ることができます。頂上には『金剛経』全文が刻まれた葫芦形の銅製鍍金の塔刹があります。塔の第四層内部には、「遼王憲鼎建万寿宝塔記」の石碑が保存されています。園内にある「九八抗洪紀念碑」と「荆江分洪工程紀念碑」は、長江の治水歴史を偲ばせます。園内に隣接する「観音磯」は長江三峡以降最初の古代人工磯頭で、「万里長江第一磯」とも称され、長江を眺める絶景スポットです。
入場料:
万寿園への入園は無料です。ただし、宝塔内部に登塔する場合は、別途料金がかかります(約10元~13元)。
中国語名:
万寿宝塔(wàn shòu bǎo tǎ)中国語名の読み方:
ワン ショウ バオ ター英語名:
Longevity Pagoda万寿塔の観光時間:
ハイシーズン(4月~10月):7:30~17:30ローシーズン(11月~3月):8:00~17:00
※ 園区自体は24時間開放されていますが、施設管理時間内の訪問が安心です。
万寿塔へのアクセス:
住所:湖北省荆州市沙市区荆堤路99号 万寿園内
公共交通機関:
荆州市内から路線バスを利用できます。104路バスに乗車し、「三岔路」バス停で下車後、徒歩数分で到着します。その他、市内の主要バス停からタクシーを利用するのも便利です。
注意事項:
宝塔内部の螺旋階段は狭く、すり減って滑りやすくなっている場合がありますので、十分に注意してご利用ください。貴重な文化財を守るため、仏像や磚刻などの文化財には手を触れないようにお願いします。特に洪水期など、長江の水位が上昇している時は、岸辺や磯頭での安全に留意してください。園内は市民の憩いの場でもありますので、静かに鑑賞し、ごみは各自でお持ち帰りいただくようお願いします。
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