黄龍洞

概況：
黄龍洞は湖南省張家界市武陵源区にある巨大な鍾乳洞で、「世界溶洞全能冠軍」や「世界溶洞奇観」との評価を得ている世界的に有名な観光地です。総面積は10万平方メートルに及び、全長は7.5キロメートル、垂直方向には4層にわたって洞窟が発達している大規模な鍾乳洞で、洞内には洞窟や地下川、広大なホールなどが複雑に連なっています。鍾乳石や石筍、石柱など、長い年月をかけて形成された自然の造形物が数多くあり、中でも高さ19.2メートルの「定海神針」は黄龍洞を代表するシンボル的存在となっています。

見所：
龍宮は黄龍洞で最大のホールで、広さは14,000平方メートルもあり、内部には1,700本以上の石筍が林立しています。
「定海神針」は黄龍洞のシンボルで、高さ19.2メートルの石筍です。その貴重さから1億元の保険がかけられています。
響水河では地下川をボートで巡るクルーズを楽しむことができ、約800メートルの区間を進みます。
天仙水は洞窟内にある高さ27メートルの滝で、ライトアップにより幻想的な雰囲気を醸し出しています。
迷宮は鍾乳石が密集しており、別途料金（約15元）が必要ですが、見応えのあるエリアです。

入場料：
大人の入場料は100元です。この料金には洞窟内のボートクルーズの費用が含まれています。学生や60歳以上の方は割引料金（例：60元）が適用される場合がありますので、学生証や身分証明書などの提示が必要です。黄龙洞(huáng lóng dòng)ハイシーズン（4月1日～11月15日）：7:00～18:00
ローシーズン（11月16日～3月31日）：8:00～17:00住所：湖南省張家界市武陵源区索溪峪鎮河口村
公共交通機関：
張家界市街地から武陵源行きのバス（約10元）に乗車し、武陵源バスターミナルで下車します。そこから1番路線バス（約2元）に乗り換え、「黄龍洞」バス停で下車します。バスの運行間隔は約10分です。洞窟内の気温は年間を通じて16度から20度程度と低く、湿度も高いため、上着や歩きやすい靴を用意することをお勧めします。
洞内は階段の上り下りが多く、足場が滑りやすい場所もあるので、十分に注意して歩くようにしてください。
鍾乳石は非常にデリケートで、成長にも非常に長い時間がかかります。触れたり壊したりしないよう、マナーを守って観覧してください。
洞窟内はガイドツアーによる見学が基本となります。ガイドの指示に従い、グループからはぐれないように注意してください。