白狼林俗村

概況:
白狼林俗村は、内モンゴル自治区興安盟アルシャ市白狼鎮南部に位置する、かつて「三道溝」と呼ばれた東北林区の代表的な村落です。「白狼」の名はモンゴル語の「白力嘎」(富饒な土地の意)に由来し、アルシャ市街からは南東へ約34キロメートル離れています。村の面積は約6万平方メートルで、76戸、240人ほどが暮らしており、住民の多くはモンゴル族、漢族、満州族などの民族からなる林業従事者とその家族です。この地域は1930年代から林業の町として発展し、五、六、七十年代の林業労働者の住居が今も残り、当時の生活様式を伝える「生きた博物館」として知られています。四季折々の自然美と素朴な林俗文化が評価され、「中国最美休閑郷村」や「全国乡村旅游重点村」など多くの栄誉称号を受けています。

見所:
林俗博物館:かつての林業労働者の生活や仕事の様子を、実物の道具や蝋人形を使って再現しています。自治区の無形文化遺産にも指定されている林俗文化を深く知ることができます。
樹皮画体験:白樺の樹皮を使った伝統工芸「樹皮画」は、自治区レベルの無形文化遺産です。工房見学や制作体験(有料)を通じて、その精巧な技術に触れることができます。
林家樂活動:林業労働者になりきって、木材を運んだり、斧で薪を割ったりする林業作業を体験できます。地元の家庭を訪ねて林家の食事を味わい、温かい火炕(オンドル)に宿泊するのも人気です。
自然景観と季節の祭り:春はツツジ、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季を通じて美しい風景が楽しめます。特に旧正月前後に行われる「滾冰文化節」(氷上祭り)では、氷上レースや花火、キャンプファイヤーなど、にぎやかなイベントが開かれます。

入場料:
入場料は無料です。ただし、林俗博物館内の体験プログラムや、ガイドツアーなどは別途料金がかかる場合があります。
中国語名:
白狼林俗村(bái láng lín sú cūn)
中国語名の読み方:
バイ ラン リン スウ ツン
英語名:
Bailanglinsucun
白狼林俗村の観光時間:
エリアは通年営業で、施設は基本的に24時間入場可能です。ただし、林俗博物館などの施設については、以下の時間帯を目安にご覧ください。
ハイシーズン(4月1日~10月31日):7:30〜17:30
ローシーズン(11月1日~3月31日):8:00〜17:00
白狼林俗村へのアクセス:
住所:
内モンゴル自治区興安盟アルシャ市白狼鎮林俗村
公共交通機関:
最寄りの玄関口となる都市は烏蘭浩特市またはアルシャ市です。烏蘭浩特市からは白狼鎮行きの長距離バスを利用します。アルシャ市からは車で約30分~40分です。鉄道をご利用の場合は、白阿線(白城子~アルシャ)に「白狼」駅があり、ここから村までタクシーで移動できます。
注意事項:
地域は内陸性気候で、特に朝夕は冷え込みます。季節を問わず、体温調整のできる服装の準備をお勧めします。 民宿に宿泊される場合、林家の火炕(オンドル)はとても温かいですが、乾燥しがちです。 保湿対策があると快適に過ごせます。 地元の住民はとても親切です。林家を訪問する時は礼儀を守り、許可なく住居や私有地に立ち入らないようにしましょう。 貴重な林俗文化を守るため、建物や展示物に落書きをしたり、傷つけたりする行為は厳禁です。 自然環境を大切に、ゴミは必ず指定の場所に捨てるか、お持ち帰りください。
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