南寺

概況:
南寺(広宗寺)は賀蘭山の西方の麓に広がる国家4A級観光地で、六世ダライ・ラマである倉央嘉措の遺志に基づいて乾隆22年(1756年)に建立されました。寺内には倉央嘉措の肉身霊塔が安置されており、蒙蔵宗教界で広く知られる信仰の聖地です。広大な敷地には南寺区、詹卯山、原始森林区の三つのエリアが広がり、雄大な自然と歴史的建造物が調和した景観が魅力です。また、毎年旧暦の6月3日には、モンゴル民族の伝統的な祭りである敖包文化節が開催され、色とりどりの経幡が風に揺れる神秘的な雰囲気を体験できます。

見所:
広宗寺の主要建築群:黄琉璃瓦が輝く黄楼寺をはじめ、六世ダライ・ラマの霊塔が安置される大雄宝殿や大経堂など、蒙蔵漢の建築様式が融合した壮麗な伽藍配置が見所です。
内蒙古最大の石彫仏像群:山門の両側の岩壁には色彩豊かな仏像が彫り込まれており、そのスケールと精巧さに目を奪われます。
賀蘭山の原始森林と巴彦笋布尔峰:寺の背後に広がる原始森林では、野生の動植物を観察できます。また、標高3208メートルの主峰・巴彦笋布尔峰へは、トレッキングや観光車を利用してアクセス可能で、頂上では阿拉善最大の敖包を目にできます。
倉央嘉措ゆかりの史跡:寺内には、かつて倉央嘉措の遺品を納めていた菩提塔(後に倒塌)の跡や、その生涯を伝える貴重な経典や文物が残されています。
敖包祭祀と那達慕:旧暦6月3日の敖包文化節では、喇嘛の読経や敖包を巡る儀式に続き、伝統的な摔跤(モンゴル相撲)や競馬など、色鮮やかな那達慕大会が繰り広げられます。

入場料:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):80元/人
ローシーズン(11月1日~3月31日):40元/人
※観光車(寺区~雪嶺子間往復)は別途30元が必要です。
中国語名:
南寺(nán sì)
中国語名の読み方:
ナン スー
英語名:
NanTemple
南寺の観光時間:
ハイシーズン:8:00~17:00(入場は16:30まで)
ローシーズン:8:00~17:00(入場は16:00まで)
※観光車の最終運行は15:50、山域への立入は17:00に制限されます。
南寺へのアクセス:
住所:
内蒙古自治区阿拉善盟阿拉善左旗バヤンホト鎮の南東30キロ、賀蘭山西麓
公共交通機関:
バヤンホト鎮からタクシーやチャーター車を利用して約30~40分でアクセスできます。銀川市からは車で約70キロの道のりです。
注意事項:
山岳部は天候が変わりやすく、気温も低めです。防寒着や雨具の準備をお勧めします。また、歩きやすい靴を着用してください。 広宗寺一帯は賀蘭山国家級自然保護区に指定されています。火気の使用は厳に慎みましょう。 寺内は宗教的な聖地です。仏像や経典、宗教施設にはむやみに触れないようご協力ください。 高所や階段の多い場所では、足元に十分注意してゆっくりと行動してください。

南寺の写真

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