美岱召

概況:
美岱召(マイタイショウ)は、中国内モンゴル自治区包头市土默特右旗美岱召鎮に位置する、明代に建立された歴史ある藏伝仏教寺院です。モンゴル語で「弥勒」を意味する「美岱」が名前の由来で、もとは霊覚寺、寿霊寺と呼ばれていました。1567年から1572年にかけて、蒙古土默特部の首領アラタン汗(阿勒坦汗)によって築かれた城と寺院が一体となった独特の構造が特徴で、「城寺結合、人仏共居」と称されます。周囲を全長681メートルの城壁が巡り、四隅には角楼が設けられています。内部には大雄宝殿や琉璃殿をはじめ、漢様式とチベット様式が融合した建築が立ち並び、特に明代の蒙古貴族の礼仏の場面を描いたなど、1650平方メートルに及ぶ色鮮やかな壁画は見事です。ここはかつてアラタン汗とその夫人三娘子(ジンクロンハトン)の居城兼政庁であり、後に喇嘛教(藏伝仏教)がモンゴルに伝わる重要な布教の拠点となりました。400年以上の歴史を持つ美岱召は、現在も全国重点文物保護単位および国家4A級観光地に指定されている、歴史と文化の価値が大変高いスポットです。

見所:
泰和門から大雄宝殿へと続く、城塞のような重厚な建築群とその独特の雰囲気。
大雄宝殿を彩る、蒙古貴族の生活や仏教故事を題材とした精巧で色鮮やかな明代の壁画。
三娘子の骨灰が納められたと伝えられる太后廟(三娘子廟)。
漢、チベット、モンゴルの建築様式が見事に融合した「琉璃殿」をはじめとする各殿宇。
寺院の背後に広がる陰山の山並みと、山上に建つアラタン汗の骨灰を祀る白塔(眺望)。

入場料:
大人料金は30元/人です。なお、老人・児童・学生の方は優待券(15元/人)が適用される場合がありますので、詳細は現地でご確認ください。
中国語名:
美岱召(měi zhào)
中国語名の読み方:
メイ ダイ ジャオ
英語名:
Meidaizhao Lamasery
美岱召の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):08:30~18:00(入場受付は18:00まで)。
ローシーズン(11月1日~3月31日):09:00~17:00(入場受付は17:00まで)。
※季節や状況により変動する可能性があります。
美岱召へのアクセス:
住所:
内モンゴル自治区包头市土默特右旗美岱召鎮美岱召村。
公共交通機関:
鉄道をご利用の場合、包头駅または包头東駅から薩拉齐(サラチ)駅行きの列車に乗車し、そこからタクシーまたは路線バスに乗り換えて美岱召へ向かいます。薩拉齐駅から美岱召までは約25キロメートル、車で30分ほどです。
なお、美岱召駅に停車する列車(例:6056次列車)も運行されていますが、本数が少ないため事前の確認をお勧めします。
より便利なアクセス方法としては、包头市またはフフホト市からレンタカーやタクシーを利用する方法があり
注意事項:
寺院は宗教的な聖地です。静かに参観し、仏像や壁画などの文化財には手を触れないようお願いします。 敷地内は石畳や階段が多いため、歩きやすい靴での訪問をお勧めします。 夏季は日差しが強い日が多いため、帽子や日焼け止めなどの対策をされることをおすすめします。冬季は防寒対策を万全にしてください。 団体での参観や詳しい歴史を知りたい場合は、現地でガイドサービスを利用するか、音声ガイドの活用をご検討ください。 お得なオンライン割引チケットが提供されている場合がありますので、訪問前にインターネットで検索してみるのもよいでしょう。

美岱召の写真

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