五当召

概況:
五当召(ごとうしょう)は、内蒙古自治区包头市の北東約50~70キロメートルに位置する、陰山山脈の五当溝(ごとうこう)に建つ藏伝仏教の寺院です。「五当」はモンゴル語で「柳の木」を、「召」は「寺」を意味し、柳の茂る谷間に立つことからこの名が付きました。清の乾隆帝により「広覚寺」の漢名を賜ったこの寺は、乾隆14年(1749年)に再建され、約300年の歴史を持ちます。西藏の札什倫布寺を模して建設され、純粋なチベット様式の建築群が山肌に重なり合う姿から「草原の小ブダラ宮」とも称されます。内蒙古自治区で最大かつ最も完全な形で保存されている藏伝仏教寺院の一つであり、国の重点文物保護単位および国家4A級観光地に指定されています。

見所:
・ 六大経堂を中心とする2,500室以上の広大なチベット様式建築群は、白壁と平らな屋根が特徴的で、山腹に層を成すように建てられています。
・ 蘇古沁殿(そこくしんでん)は全僧侶の集会場であり、高さ10メートルにも及ぶ巨大な釈迦如来の銅像が安置されています。
・ 洞闊爾殿(どうかくじでん)は天文や暦学を教える学問の場で、満洲・漢・モンゴル・チベットの四種の文字が記された扁額が掛けられています。
・ 寺宝である数多くの国宝級文物、例えば金銅仏像や唐卡(仏画)、壁画などは、宗教芸術の高い価値を示しています。
・ 寺院を取り巻く五当召国家森林公園の自然景観は、季節ごとに異なる美しさで訪れる人を魅了します。

入場料:大人の入場料は55元から60元です(オンライン購入で割引となる場合があります)。身長1.2メートル以下の児童、60歳(または70歳)以上の高齢者、現役軍人、障害者などは無料となる場合がありますので、詳細は現地でご確認ください。
中国語名:
五当召(wǔ dāng zhào)
中国語名の読み方:
ウー ダン ジャオ
英語名:
Wudangzhao Monastery
五当召の観光時間:
ハイシーズン(4月16日~10月15日):8:30〜17:45
ローシーズン(10月16日~4月15日):8:30〜17:00
※最終入場は閉門時間の30分前までとなる場合があります。
五当召へのアクセス:
住所:内蒙古自治区包头市石拐区青五線五当溝
公共交通機関:包头市街地からは、東河区の包头東駅広場周辺から五当召行きの直行バス(1日2往復)を利用する方法があります。あるいは、市内で7路または19路のバスに乗車し「石拐」バス停で下車後、タクシーに乗り換えて約22キロメートル進みます。
注意事項:
寺院は宗教施設であり、参拝者や僧侶の宗教活動を尊重し、静かに見学しましょう。 建物内や指定された区域では、フラッシュを使用した写真撮影や動画撮影が禁止されている場合がありますので、表示に従ってください。 内蒙古は昼夜の気温差が非常に大きいため、季節を問わず、体温調節ができる服装の準備をお勧めします。 景区内の歩道は石段や坂道が多いため、歩きやすい靴を履いて訪問されるのが良いでしょう。 貴重な文化財を保護するため、展示されている文物や建築物に触れることはお控えください。

五当召の写真

五当召についてのお問い合わせ
五当召についてのご質問をどうぞ、24時間以内返信します、見積もりは何回も無料!
についてのお問い合わせ
包頭観光スポット