貢格尓草原

概況:
貢格爾草原(こうげるそうげん)は、中国内モンゴル自治区赤峰市克什克騰旗(ケシクテンき)に広がる、総面積480万亩(約3,200平方キロメートル)に及ぶ広大な草原です。北京から北へ約600キロメートルの距離に位置し、「北京に最も近い天然草原」として親しまれています。この草原は、ダリノール湖(達里諾爾湖)をはじめとする大小20以上の湖と、貢格爾河をはじめとする数々の河川が織りなす水辺の景観が特徴で、「自然の花园」とも称えられます。また、世界でもわずか2カ所にしか残っていない貴重な紅皮雲杉林(沙地雲杉林)が草原の東北部に生育しており、「神樹」「生きた化石」として保護されています。草原では古くから遊牧が営まれており、特に農歴5月13日に行われる「白音敖包(バイイン・オボー)祭」は、モンゴル族の伝統的な祭祀として知られ、多くの人々が集まります。季節ごとに表情を変える草原は、春は花が咲き乱れ、夏は緑が広がり、秋は草が黄金色に染まり、冬は雪原となるなど、一年を通じてさまざまな魅力を楽しませてくれます。

見所:
ダリノール湖:内モンゴル四大名湖の一つで、100種類以上の珍しい鳥類が生息する「バードウォッチングの楽園」として知られています。
白音敖包と沙地雲杉林:モンゴル族の伝統的な祭祀場であり、隣接する沙地雲杉林は「生物の生きた化石」と呼ばれる貴重な森林です。
草原の風車群:草原に立ち並ぶ数十メートルもの大型風車は、雄大な自然と現代技術が調和した独特の景観を作り出しています。
遊牧文化体験:モンゴル包(ゲル)での宿泊や、馬乳酒の試飲、民族衣装の試着、弓射体験など、本格的なモンゴル族の文化と生活を体感できます。
那達慕(ナーダム)大会:夏の水草豊かな時期に開催される伝統的な競技大会で、騎馬、弓射、相撲の「男児三藝」などが披露されます。

入場料:草原エリアへの入場は無料です。ただし、ダリノール湖や白音敖包景区など、周辺の特定観光施設では別途入場料がかかる場合があります。
中国語名:
贡格尔草原(gòng gé ěr cǎo yuán)
中国語名の読み方:
ゴン ゴォ アル ツァオ ユェン
英語名:
Gonggeer
貢格尓草原の観光時間:
ハイシーズン(6月1日~9月30日):終日開放
ローシーズン(10月1日~5月31日):終日開放
※周辺の有料施設は独自の営業時間を設定している場合があります。
貢格尓草原へのアクセス:
住所:内モンゴル自治区赤峰市克什克騰旗G16沿い
公共交通機関:
最寄りの都市である赤峰市から克什克騰旗の経棚鎮(ジンペンちん)行きの長距離バスを利用します。
経棚鎮から草原エリアまでは、タクシーや現地の観光車両をチャーターして移動するのが一般的です。
注意事項:
草原地域は昼夜の気温差が非常に大きいです。日中は強い日差しが降り注ぐため日焼け止めが必須ですが、朝晩は冷え込むことが多いので、防寒着の準備をお勧めします。 モンゴル族の伝統や習慣を尊重しましょう。敖包(オボー)は宗教的な祭祀の場ですので、静かに見学し、むやみに触らないようにしてください。 広大な草原では道に迷う危険があります。単独での行動は避け、指定された遊歩道やエリア内で行動するようにしてください。 貴重な自然環境を守るため、ゴミは必ずお持ち帰りいただくか、指定の場所に捨てるようご協力ください。 現地の食事は羊肉や乳製品が中心となります。苦手な方やアレルギーがある方は、あらかじめ軽食を持参されることをお勧めします。

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