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旧日本軍地下要塞跡

概況:
海拉爾要塞は、旧日本軍である関東軍がソ連進攻を目的として1934年から1937年にかけて築いた大規模な地下軍事要塞です。「東方的馬其諾防線」とも称され、総面積は約21平方キロメートルに及びます。地下には指揮所、病院、通信室、兵舎などが完備された複雑なネットワークが張り巡らされ、その深さは最大で地下17メートルから21メートルにも達します。この要塞の建設には多くの中国労働者が動員され、過酷な労働環境と竣工後の処遇により、多くの尊い命が失われました。現在は「世界反法西斯戰爭海拉爾紀念園」として整備され、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝える重要な史跡となっています。

見所:
・地下要塞跡:深さ17メートルから21メートルに及ぶ広大な地下坑道は、当時のままのコンクリート造りで保存されています。内部は一年中低温のため、見学には上着が必要です。
・北山陣地:5つの主要陣地と4つの補助陣地からなる要塞群の中心的な拠点で、指揮中枢として機能していました。国内に現存する同種の遺跡の中で最大規模かつ最も保存状態が良いと評価されています。
・要塞遺跡博物館:地上部分にあり、当時の武器、工具、歴史的な写真や資料を展示しています。ガラスケースに収められた労働者の遺骨は、建設の過酷さを物語るものです。
・野外軍事施設:30以上のコンクリート製のトーチカや砲座、対戦車壕などが復元されており、当時の要塞の全体像をうかがい知ることができます。

入場料:
大人50元から(オンライン予約により変動あり)
※小人(身長1.2メートル以下または6歳以下)、60歳以上の高齢者、障害者、現役軍人などは証明書提示で無料または割引となる場合があります。
中国語名:
旧日本军地下要塞(jiù rì běn jūn dì xià yào sāi)
中国語名の読み方:
ジゥ ルィ ベン ジュン ディ シァ ヤオ サイ
英語名:
Jiuribenjundixiayaosai
旧日本軍地下要塞跡の観光時間:
ハイシーズン(夏季):8:30~17:30
ローシーズン(冬季):9:00~17:00
※年間を通じて営業していますが、季節により変動する可能性がありますので、訪問前の確認をお勧めします。
旧日本軍地下要塞跡へのアクセス:
住所:
内モンゴル自治区フルンボイル市ハイラル区北山口(世界反法西斯戰爭海拉爾紀念園内)
公共交通機関:
ハイラル市街から5番のバスに乗車し、「鉄路工人新村收審站」終点で下車します。そこから遺跡の入口までは標識に沿って約1.5キロメートル歩きます。タクシーを利用する場合は、市内から約40元から50元程度が相場です。
注意事項:
地下要塞内部は地上との温度差が大きく、夏季でもひんやりとしています。必ず羽織るものを持参してください。 見学路は階段や通路が続きますので、歩きやすい靴での来園が必須です。 遺構は大変貴重な文化財です。落書きをしたり、遺構に登ったりする行為は固く禁じられています。 園内のゴミは各自でお持ち帰りいただくか、指定の場所に捨ててください。 広い敷地を歩きますので、水分を十分に補給してください。園内の売店は限られている場合があるため、飲み物の事前準備をお勧めします。
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