金帳汗草原

概況：
金帳汗草原（金帳汗蒙古部落）は、内モンゴル自治区フルンボイル市陳バル虎旗にある国家AAAA級観光地で、1994年に開設されました。「中国第一曲水」と称されるモーリゲル河のほとりに広がり、総面積は100万平方メートルに及びます。ここは12世紀末から13世紀初頭にかけて、チンギス・ハンが軍馬を訓練し、諸部族と戦い、フルンボイル草原を制した歴史的な場所です。景観はチンギス・ハンの時代の宿営地を再現したもので、遊牧文化を体感できるフルンボイル唯一の観光スポットとして知られています。

見所：
・モーリゲル河の眺め：老舎に「天下第一曲水」と称された川の美しい曲線と、草原との調和した風景は息をのむ美しさです。特に夕暮れ時の景色は格別です。
・伝統的な遊牧文化体験：套馬（馬をロープで捕らえるパフォーマンス）や蒙古式博克（相撲）、祭敖包（オボー祭祀）などの伝統行事を見学したり、馬やラクダに乗ったりすることができます。
・チンギス・ハン金帳：チンギス・ハンの時代の王帳を再現したもので、当の遊牧民族の指導者の生活をしのばせます。
・民族芸能と食事：民族舞踊や馬頭琴の演奏、篝火晚会（キャンプファイヤー）を楽しめ、地元の料理である烤全羊（子羊の丸焼き）や馬乳酒も味わえます。
・影視撮影基地：多くの映画やテレビ番組のロケ地としても使われ、草原を題材にした作品の撮影現場に遭遇する可能性もあります。

入場料：
20元（一部の情報では80元とするものもありますが、現地でご確認ください）。金帐汗草原(jīn zhàng hàn cǎo yuán)ジン ジャン ハン ツァオ ユェンJinzhanghancaoyuanハイシーズン（4月1日～10月31日）：7:30～17:30
ローシーズン（11月1日～3月31日）：8:00～17:00
※季節やイベントにより変動する場合があります。住所：
内モンゴル自治区フルンボイル市陳バル虎旗バヤンハダソム内、モーリゲル河畔
公共交通機関：
フルンボイル市の海拉爾区からラブダリン行きの長距離バスに乗車し、「金帳汗」の分岐点で下車します。そこから景区まではさらに歩く必要があります。より便利な方法としては、海拉爾区からタクシーをチャーターする方法があります（片道約200元程度）。自家用車の場合は、海拉爾区からS201省道をラブダリン方面へ向かい、道路の左側に看板があります。草原地域は昼夜の気温差が大きいので、体温調整のできる服装を準備しましょう。 日差しが強いため、帽子、サングラス、日焼け止めは必需品です。蚊やアブが多いので、虫除け対策も忘れずに。 景区内では、指定された場所以外での火気の使用は厳禁です。地元のモンゴル族の習慣を尊重し、敖包（オボー）などの宗教的な施設では慎重に行動しましょう。 貴重品は各自でしっかり管理してください。