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諾門罕(ノモンハン)遺跡

概況:
ノモンハン遺跡は、中国内モンゴル自治区フルンボイル市新バルガ左旗とモンゴル国東部国境に位置する、1939年に発生した「ノモンハン事件」(哈拉哈河戦役)の古戦場です。日本関東軍とソ連・モンゴル連合軍が衝突したこの戦いは、日本軍の「北進政策」断念を決定づけ、第二次世界大戦の戦略構図に大きな影響を与えました。現在は広大な草原地帯に戦跡が点在し、日本では「日本陸軍史上最大の敗戦」とも称される歴史の証人として、平和学習の場にもなっています。総面積97平方キロメートルの遺跡エリアは、軍事博覧区や野外訓練区などに整備され、当時の戦車残骸や砲弾痕が生々しく残る一方、草原の静かな風景と対比的な雰囲気を醸し出しています。

見所:
・戦跡の実物展示: 実際の戦闘で使用された戦車や兵器の残骸、砲弾跡がそのまま保存され、戦いの激しさを伝えます。
・ノモンハン戦役陳列館: 碉堡を模した外観の博物館で、音や光、映像を用いた展示により、戦いの経過や背景を学べます。
・平和のオブジェ: 戦没者を悼み平和を願うモニュメントが設置され、戦争の歴史を振り返る場となっています。
・広大な草原景観: 戦跡の周囲にはのどかな草原が広がり、当時と変わらない自然の姿を見ることができます。

入場料: 陳列館の入場料は30元です。学生は半額、60歳以上の高齢者や軍人などは無料となる場合があります。
中国語名:
诺门罕遗迹(nuò mén hǎn yí jì)
中国語名の読み方:
ヌオ メン ハン イー ジ
英語名:
Nuomenhanyiji
諾門罕(ノモンハン)遺跡の観光時間:
ハイシーズン(5月1日~10月31日):8:30~17:30
ローシーズン(11月1日~4月30日):8:30~17:30
※遺跡エリア自体は終日開放されています。
諾門罕(ノモンハン)遺跡へのアクセス:
住所:
中国内モンゴル自治区フルンボイル市新バルガ左旗ノモンハン地区
公共交通機関:
最寄りの玄関口となる海拉尔(ハイラル)市から、新バルガ左旗行きの長距離バスを利用します。旗の中心地から遺跡まではタクシーや現地ツアーを手配する必要があります。自家用車の場合は、海拉尔から約200キロメートルの道のりを移動します。
注意事項:
遺跡エリアは広大で、所々に未処理の兵器残骸が残る可能性があります。指定された遊歩道やエリアから外れないよう十分注意してください。 草原地域は天候が変わりやすく、昼夜の気温差が大きいです。防寒着や雨具、日差し対策をしっかり行ってください。 貴重な歴史遺産を守るため、遺物や展示品には触れないようにし、ゴミは必ずお持ち帰りください。 周辺には飲食店や売店が少ないです。飲料水や軽食を事前に準備されることをお勧めします。 モバイルの電波が届きにくいエリアがあります。地図や連絡先は事前にダウンロードするなど、準備をしておきましょう。

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