蒙元博物館

概況:
蒙元文化博物館は、内モンゴル自治区シリンゴル盟シリンホト市の新区中心部に位置する、世界最大規模の蒙元文化に特化した総合博物館です。博物館の建築は、チンギス・ハンの時代の古列延軍陣の配置を原型としており、実円台と虚円錐を組み合わせた独創的なデザインが特徴で、ガラスの外壁はモンゴルゲルの「ハナ」(壁の構造)や「トゥノー」(天窓)の構造を模しています。館内にはモンゴル帝国や元朝時代の印章、符牌、衣装、金銀器、石彫、陶磁器、絵画、武器など13種類に及ぶ文物が所蔵されており、その95%以上はシリンゴル草原で出土したもので、質と量ともに国内で最高水準にあります。政治、経済、文化、軍事、科学技術など幅広い分野にわたる約7,000点を超えるコレクションを通じて、13世紀から14世紀にかけての草原文明の歴史と、遊牧文明と農耕文明の交流を生き生きと再現しています。

見所:
独特な建築デザイン:古列延軍陣の配置をモチーフにした建築群と、モンゴルゲルの要素を現代的に解釈した構造は、外観からして見応えがあります。
豊富な文物のコレクション:モンゴル帝国・元朝の印章や符牌、金銀器、衣装など、質の高い文物を数多く鑑賞できます。
「草原の風韻」と「シリンゴル通史」展示:テーマ別の展示では、蒙元帝国の歴史や草原の文化、シリンゴル地方の通史を体系的に学ぶことができます。
モンゴル文化の深い哲学:館内の99段の階段はモンゴルの「九九归一」の哲学理念を表しており、建築細部に文化が息づいています。

入場料:無料です。
中国語名:
蒙元博物馆(méng yuán bó wù guǎn)
中国語名の読み方:
モン ユェン ボー ウ グァン
英語名:
MengyuanMuseum
蒙元博物館の観光時間:
ハイシーズン(5月1日~9月30日):8:30~11:30、14:30~17:30(入場は閉館30分前まで)
ローシーズン(10月1日~翌年4月30日):9:00~11:30、14:30~17:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:毎週月曜日
蒙元博物館へのアクセス:
住所:
内モンゴル自治区シリンホト市新区中心、シリン大街の南側にある蒙元文化苑内に位置します。
公共交通機関:
シリンホト市内からは1路バスを利用してアクセスできます。市内からタクシーを利用するのも便利です。
注意事項:
館内では貴重な文化財を保護するため、展示品に触れたり、フラッシュを使用しての写真撮影はお控えください。 また、広い館内をゆっくり見学するには、歩きやすい靴でお越しになることをお勧めします。 博物館は市民の憩いの場でもありますので、静かに鑑賞し、他の来館者の迷惑とならないようご配慮ください。 ゴミは必ず指定の場所に捨て、美しい環境を保つことにご協力ください。
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