狼山

概況：
南通狼山風景名胜区は、中国江蘇省南通市崇川区の長江北岸に位置する、3.5億年から4億年前に形成された五つの山（狼山、軍山、剣山、馬鞍山、黄泥山）からなる総面積約11.27平方キロメートルの広大な景勝地です。五山はかつて江中に点在していましたが、長い歳月を経て陸地と繋がり、現在では「江海江山」の完璧な調和と「天然の水石盆景」と称される独特の景観を形成しています。狼山は海抜106.94メートルで五山の最高峰であり、中国仏教八小名山の一つとしても知られ、唐代に建立された広教禅寺（大势至菩薩の道場）など、歴史的な仏教文化の遺産が数多く残されています。また、宋代の支雲塔、駱賓王の墓、鑑真和上東渡記念塔、近代実業家の張謇の墓所である嗇園など、見所が豊富で、2000年には国家AAAA級旅遊景区に指定され、2018年には国家森林公園にも認定されました。

見所：
五山の山頂からは、長江の雄大な流れと周囲の風景を一望できます。特に狼山の頂上からの眺めは素晴らしく、王安石が「始覚今朝眼界開」と詠んだように、視界が大きく開けます。
唐代建立の広教禅寺は、中国仏教八小名山の一つとして知られ、大势至菩薩の道場です。山内には多くの堂塔が立ち並び、深遠な宗教の雰囲気を感じられます。
「慈航狼山」遊船プロジェクトに参加すると、水上から五山の生態修復後の美しい山水や森林の景色を鑑賞でき、のんびりとした時間を過ごせます。
嗇園は近代実業家の張謇の墓所であり、国の重要文化財に指定されています。園内は緑豊かで、ゆったりと散策するのに最適です。
園内には駱賓王の墓、鑑真和上東渡記念塔、張謇の墓など、歴史的に重要な人物にまつわる史跡が数多く点在し、歴史探訪にもぴったりです。

入場料：
淡季（6月～8月、11月～1月）：大人50元
旺季（2月～5月、9月～10月）：大人70元
※身長1.4メートル以下の児童、6歳以下の子ども、現役軍人、障害者、65歳以上の高齢者（要身分証明書）は無料となる場合があります。学生（全日制大学生以下）、60歳から65歳の高齢者、6歳（6歳を除く）から18歳（18歳を含む）の青少年は、学生証や身分証明書の提示で割引が適用される場合があります。狼山(láng shān)ハイシーズン（4月1日～10月31日）：
北門：6:00～16:30
南門・東門：7:30～16:30
ローシーズン（11月1日～3月31日）：
北門：6:30～16:30 （11月、12月、1月）
南門・東門：7:30～16:30
※オンライン予約チケットでの入場可能時間は8:30～16:30となります。住所：
江蘇省南通市崇川区狼山鎮臨港路18号（または山水路東首）
公共交通機関：
南通市街からは、5路、35路、45路、58路、88路、96路、620路などの多数の路線バスが「狼山游客集散中心」バス停を経由します。景区内には、狼山游客集散中心を起点とするL1（濱江公園北門行き）、L2（狼山南門行き）、L3（嗇園行き）といった観光専用バス路線も運行しています。南通駅からは41路バスに乗車し、「第三人民医院」バス停で5路バスに乗り換えて「狼山」バス停で下車します。園内は文化財や貴重な自然環境が保護されています。指定された遊歩道を守り、草木や文化財を傷つけないようご注意ください。
景区内は全面禁煙です。火気の使用は厳禁ですので、ご協力をお願いします。
ペットの持込みは禁止されています。
チケットは当日限り有効です。一度退出すると再入場はできませんのでご注意ください。
オンラインでチケットを予約する場合は、実名制となっており、入場時に予約時に登録した身分証明書の提示が必要です。