水滸城景区

概況：
水滸城景区（すいこじょうきてい）は、江蘇省無錫市の太湖のほとりに位置する、中国中央電視台（CCTV）が1996年に大型テレビドラマ『水滸伝』の撮影のために建設した大規模な影視撮影基地です。1997年3月8日に一般公開され、隣接する三国城とともに国家AAAAA級観光地に指定されています。敷地面積は580ムー（約38.6ヘクタール）に及び、広大な太湖の水面を借景とした景観が魅力で、主に州県区、京城区、梁山区の三つのエリアに分かれています。園内では、『清明上河図』をモチーフに再現された清明上河街をはじめ、紫石街や陽谷県衙、水泊梁山の要塞など、宋代の社会階層ごとの生活様式を体感できる建造物が数多く立ち並びます。また、『斗殺西門慶』をテーマにした迫力のスタントショーなど、一日に複数回行われる実演パフォーマンスも見所の一つです。

見所：
州県区の紫石街では、武大郎の焼餅店や王婆茶館など、『水滸伝』でおなじみの店舗が軒を連ね、ドラマの名場面を思い起こさせる雰囲気を味わえます。
京城区の清明上河街は、宋代の都・汴京（べんけい）の繁華街を再現しており、当時の市井の活気を体感できるエリアです。
梁山区は太湖に面して築かれた水軍の要塞で、水泊梁山の雰囲気を感じながら湖上の景色を楽しめます。
園内では一日を通して、『斗殺西門慶』など、武術やスタントを駆使した迫力の実演ショーが開催されています。

入場料：
大人の入場料は85元です。隣接する三国城との共通券（聯票）は150元で販売されており、そちらのご利用がお得です。身長1.4メートル以下の子どもや70歳以上の高齢者などは、条件により無料または割引となる場合があります。水浒城景区(shuǐ chéng jǐng qū)通年で7:30～17:30（入場は17:00まで）で、季節による変動は基本的にありません。住所：
江蘇省無錫市浜湖区山水西路108号（三国水浒景区内）
公共交通機関：
無錫駅（火車站）前のバスターミナルから82路のバスに乗車し、終点の「三国城」もしくは「水滸城」バス停で下車します。また、地下鉄4号線の「夏家辺站」4番出口から出て、バス停「望山路（蠡溪路）」で82路バスに乗り換える方法も便利です。混雑時には入場制限がかかる場合があります。スムーズに入場するため、特に連休期間中は、事前に公式サイトや旅行プラットフォーム（美団、大衆点評など）でチケットを購入されることをお勧めします。
園内は石畳や階段が多いため、歩きやすい靴でのご来園がおすすめです。
夏季は日差しが強い区間がありますので、帽子や日焼け止めなどの暑さ対策を十分に行ってください。
貴重な文化財や建築物を保護するため、展示物に触れたり、壁に落書きをしたりすることは固く禁じられています。