梅園

概況：
無錫梅園（栄氏梅園）は、太湖のほとりに位置する江南随一の梅の名所です。1912年に民族資本家の栄徳生氏によって「天下に芳馨を布く」という理念のもとに造園されました。園内には5,500株を超える梅の木が植えられ、春には「香雪海」と称えられるほど美しい花の海が広がります。梅園は単なる花見の名所ではなく、栄氏家族の歴史を伝える人文古迹や、四季折々の花々を楽しめる景観が融合した、国家AAAA級の観光地です。

見所：
・洗心泉と天心台：園の入口近くにあるスポットで、心を清めるという意味の泉と、梅花点点が天の心に通じるという趣向の台があります。
・念劬塔：梅園のシンボルである高さ18メートルの塔で、栄氏兄弟が母への感謝の気持ちを込めて建立しました。塔の上からは梅園全体と太湖を一望できます。
・誦豳堂：栄家の迎賓館として使われた「楠木厅」で、当時の貴重な調度品がそのまま残されています。
・古梅奇石圃：中国で唯一の梅文化博物館を有するエリアで、古梅と太湖石が調和した風情ある景観を楽しめます。
・四季の花々：春の梅や郁金香に始まり、夏の荷花、秋の桂花、冬の雪景色と、一年を通じて異なる趣があります。

入場料：
大人は1名60元です。6歳（含）以下または身長1.4メートル（含）以下の子供、70歳（含）以上の高齢者（要身分証明書）、障害者、現役軍人等は無料で入場できます。6歳から18歳（含）の未成年者、60歳から69歳の高齢者、全日制の学生は優待料金（半額）が適用されます。梅园(méi yuán)ハイシーズン（2月中旬～3月下旬の梅の開花時期など）：7:00～17:30（入園は17:00まで）。
ローシーズン：7:00～17:00（入園は16:30まで）。
※季節や特別イベントにより変動する可能性がありますので、事前に公式情報をご確認ください。住所：
江蘇省無錫市浜湖区梁溪西路卞家湾13号
公共交通機関：
地下鉄2号線「梅園開原寺駅」で下車し、5番または6番出口から徒歩約5分です。
バスをご利用の場合は、2路、40路、52路、53路、88路、131路、快3路など、多くの路線が「梅園」バス停に停車します。梅の最盛期（2月下旬から3月上旬）の週末は大変混雑します。公共交通機関の利用がお勧めです。
園内は広く、階段も多いため、歩きやすい靴でお越しください。主要な梅の名所は、園内の案内図を参考にすると効率よく回れます。
花や枝を折ったりすることは、景観を損なう行為として固く禁じられています。美しい風景を大切にしましょう。
開原寺など宗教施設内では、静かに参観するよう心がけてください。