三国城景区

概況：
無錫三国城景区は、中国江蘇省無錫市の太湖のほとりに位置する、中央電視台が1987年にテレビドラマ『三国演義』の撮影のために建設した大規模な影視テーマパークです。敷地面積は約35ヘクタールに及び、国家AAAAA級観光地に指定されています。園内には「呉王宮」「甘露寺」「曹営水寨」「周瑜点将台」など、汉代建築様式を再現した大規模な施設が点在し、『三国演義』をはじめとする多くの歴史ドラマの撮影が行われてきた「中国のハリウッド」とも呼ばれる場所です。太湖の美しい自然景観と融合した歴史的雰囲気を体験できる人気観光地となっています。

見所：
呉王宮：三国城で最も高い建築群で、白い壁と青い瓦が特徴的な江南様式の宮殿です。ここでは「劉備招親」のシーンが撮影されました。
曹営水旱寨：太湖のほとりに再現された曹操の水軍基地で、「草船借箭」「火焼赤壁」などの有名なシーンの撮影現場です。
大型実演『三英戦呂布』：跑馬場で行われる人気の無料ショーで、訓練された馬とスタントマンによる迫力満点の戦闘シーンを再現します。1日2回（10:00と16:00など）上演されます。
甘露寺：「呉国太相親」「劉備と孫権が石を割って願いをかける」などのシーンが撮影された寺です。
火焼赤壁特技場：ミニチュア模型と特殊効果を使って「赤壁の戦い」の壮大な火攻めシーンを再現する展示施設です。

入場料：
三国城単独の大人入場料は90元です。隣接する水滸城との共通券（150元）がお得です。6歳以下または身長1.2メートル以下の児童、70歳以上の高齢者、障害者などは無料となる場合があります。学生や60～69歳の高齢者は半額の対象となることがあります。三国城景区(sān guó chéng jǐng qū)通年で8:00～17:30（入場は17:00まで）で営業しています。季節による時間の変更は特にないようです。住所：
江蘇省無錫市濱湖区山水西路128号
公共交通機関：
無錫駅前のバスターミナルから82路のバスに乗車し、「三国城」バス停で下車すると便利です。園内は広く、見学には多くの歩行を要します。歩きやすい靴での来園をお勧めします。人気の実演ショーは開演時間前に席が埋まってしまいますので、余裕を持って会場に向かいましょう。貴重な歴史的建築物や展示物を守るため、指定の場所以外への立ち入りや展示物への接触はお控えください。太湖のほとりは風が強い日がありますので、防寒対策があると安心です。ゴミは指定の場所に捨て、美しい環境を保つことにご協力ください。