徐馬荒景勝地

概況：
徐馬荒景勝地（じょばこうけいしょうち）は、中国江蘇省泰州市興化市の西郊鎮に位置する広大な原生態湿地です。総面積は10.68平方キロメートルに及び、陸地、林地、荒灘水面、魚池など多様な生態環境から構成されています。興化市街からは車で約15分の距離にあり、「蘇中の沙家浜」や江蘇の「香格里拉」とも称される、水郷地帯ならではの素朴で雄大な風景が魅力のエリアです。特に季節ごとに表情を変える景観が特徴で、春には新緑が萌え、夏には広大な蒲草が青々と茂り、秋には芦花が飛び散る様子が「秋雪」のように美しく、冬には数万羽の渡り鳥が飛来するなど、一年を通じて豊かな自然を観察できます。また、この地域は解放戦争時期の新四军の根拠地としても知られ、歴史的な背景も併せ持っています。

見所：
区内の自然村（徐官村、圩岸村、馬港村）を訪れ、農家で食事をしたり伝統的な民俗風情を体験できます。
広大な芦蕩や蒲草が広がる湿地帯を舟で巡り、水鳥の飛来や魚釣りなどを楽しめます。
千亩規模の水上森林エリアでは、散策や休憩をしながら天然の酸素を満喫できます。
八公神庙などの歴史的な建築物や、地域に伝わる古老の話など、文化的な見所も豊富です。
季節ごとに異なる風景や、写真撮影に最適なポイントが数多くあります。

入場料：無料徐马荒风景区(xú mǎ huāng fēng jǐng qū)ハイシーズン（4月1日～10月31日）：終日開放
ローシーズン（11月1日～3月31日）：終日開放
（注：天候や季節状況により変動する可能性があります）住所：
江蘇省泰州市興化市西郊鎮西部
公共交通機関：
興化市街からは直通の公共交通機関はあまり発達していません。タクシーやレンタカーを利用するのが一般的です。市街からは約9キロメートル、車で15分程度の距離にあります。景勝地内は自然保護区域に指定されています。ゴミは必ずお持ち帰りいただくか、指定された場所に捨て、環境保全にご協力ください。
湿地帯では足場が悪い場所もあります。安全のため、指定された遊歩道やエリアから外れないようご注意ください。
蚊やブヨなどの虫が多い季節があります。虫除けスプレーなどの準備をしてお出かけください。
季節や天候により気温が大きく変わります。体温調節のしやすい服装や雨具の準備があると安心です。
野生動物を見かけても、エサを与えたり、刺激したりしないようお願いします。